もちろんミランの原動力として準決勝の浦和戦、決勝のボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)戦と躍動したが、カカの活躍はピッチだけにとどまらなかった。8日に行われたK-1GPに来場、その後は家電量販店をジャックしたりと、意欲的に動き回ったことで日本メディアから連日のように報道された。
そして大相撲の朝青龍から「カカのサインがほしい」とおねだりされた一件に応じたことで、日本のみならず伊紙をはじめとする海外メディアでも広く取りあげられた。朝青龍の「サインほしい」を起点にサインやグッズも高騰。会場周辺のグッズ売り場でも軒並み品切れ状態で、インターネットオークションでも「カカ」がらみの商品が売りに売れた。
都内のサッカーショップによれば「相場でカカのグッズは大会前と比べ1.5倍くらいの値をつけています」という。そればかりか「カカはTOYOTA車のCMも決まりでしょう」(大会関係者)とも。カカにとってはジャパニーズマネーをガッポリ儲けるオイシイ大会となった。