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大河ドラマ『軍師官兵衛』 視聴率獲得についての緊急提言

 13年の大河ドラマ『八重の桜』、同じく13年後半の連続テレビ小説『あまちゃん』と好調の続くNHK。その国営放送が14年、自信を持って送り出した大河ドラマといえば、ご存じ『軍師官兵衛』だ。

 主人公・黒田官兵衛にはV6の岡田准一を抜擢。大河ドラマに明るくないジャニーズファンの獲得まで視野に入れたキャスティングで、番組開始直前までは「視界良好」だった。

 ところが…。蓋を開けてみたら、よもやの大不発。開始2カ月が経過したというのに視聴率は低空飛行を続けた状態となっている。

 「設定に無理がありました。過去、福山雅治が坂本龍馬を演じた『龍馬伝』などは、ストーリーに視聴者の馴染みがあった。それに対し、今回の『軍師官兵衛』は今ひとつ観ている側に響いて来ない。黒田官兵衛が大河向けでは無かったと思われます。更に内容が複雑過ぎて難しい。これも苦戦の原因でしょう」と、スポーツ紙デスクは今ひとつ盛り上がりにかける今ドラマを分析する。

 1年続く大河ドラマだけに現段階での修正は問題ない。が、このまま無策でズルズル続く様だと「大失敗」という不名誉なレッテルを貼られてしまう可能性もある。それだけは局を挙げて阻止したいところだろう。

 そんな「不調」に見かねたのか天上界にいる黒田官兵衛が今生で視聴率獲得についての緊急提言。今、関係者の間で話題になっている。

 これは先日発売された書籍『軍師黒田官兵衛の霊言』(幸福の科学出版)で披露されたもの。同書に登場した黒田官兵衛は皮肉を交えながら番組立て直しのキーワードを次の様に語っているのだ。

 《日本に必要なのは、「軍略・兵法」です。それを提言してこそ、「国民的放送局としての使命を果たした」と言えるわねえ。今、日本の企業にも、政府にも「戦略性」が必要だし、国民にも、それを理解してもらう必要がある。(中略)だから、このへんで、兵法や軍略など、そうした企業の戦略にも通じる部分、あるいは、企業に働く人たちにも共感を呼ぶような部分が描けなかったら、成功ではないでしょうね。》

 軍師・官兵衛は我が国が今、最も必要としている素材を実は持っていたのだ。ドラマで、そこまで踏み込むのは難しいかもしれないが、リアルな官兵衛の人間性を盛り込んでいけば、今後の躍進は見込めるだろう。

 天上界の官兵衛も、お手並み拝見といったところか−−。

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