「さくらガール」は、桜のような女の子との短い恋の歌で、突然カノジョにバイバイされて、僕の心も花びらと一緒に風に舞うよぉ〜(涙)。みたいな春の割にはかなり悲しい歌詞の曲だ。作詞・作曲・編曲のヒロイズムって何者? とネット調べてみたら、舞台音楽から中島美嘉やジャニーズなど多くのアーティストの曲を手がけている20代の音楽家。「100年先も歌い継がれる曲作りを目標」としているそうだが、それはどうだかわからない。気のせいかもしれないが、「さくら」にまつわる過去の大ヒット曲に前奏が限りなく似ている。
まあ、歌はいいとして問題はPV。NEWSの6人がただ並んでボーっと歩くという、往年の「Gメン75」みたいカットがやたらとある。一応みんなのアップは満遍なくあるのだけど、錦戸亮の顔色は悪いわ山P無表情だわ、みんなエラく冴えない。比較的良く映っているのが一番目立たない増田貴久。彼を売り出すための戦略なのか!?
同じジャニーズでもここ最近、メンバーの結婚やら何やらで“解散説”が流れていたベテランV6の「GUILTY」のPV。バラエティで見るいつものV6とはガラリとイメージを変えた大人の曲で、メロディは覚えやすいし、歌詞もかっこいい。映画「NINE」みたいなセットのシンプルな映像でも、外人の姉ちゃんと絡んでいるV6は渋いぞ。もう何もかもヤル気を感じるPVだ。対し、NEWSの「さくらガール」は全体的に春ボケしたようなトーンだし、ラストに出てくる桜の木も“いきなり置いた”みたい。まったくもって「やっつけ」なつくりに見えた。
けっこう長く(2003年から)活動してる上、山Pはじめ粒揃いなメンバーたちの人気も上がってきてるのに、何故かKAT-TUNとかよりも、扱いがぞんざいな感じがするNEWS。何かワケでもあるのだろうか。(コアラみどり)