元俳優の清水健太郎(60=本名・園田巌)が、脱法ハーブとみられる薬物を吸引し、東京都内の病院に一時搬送されていたことが分かった。
警視庁蔵前署によると、7月9日午後11時すぎ、東京都台東区の清水の自宅マンションで、知人の30代男性が「フラフラする」と119番通報した。清水と男性は病院に搬送され、軽度の意識障害と診断された。処置を受けて帰宅した。
清水は「男性と一緒にハーブを吸った」と話している。自宅マンション室内にはハーブがあり、同署は違法な薬物が含まれている可能性があるとみて、清水が任意で提出した植物片の粉末やパイプの鑑定を進めている。
清水といえば、都内周辺で、合成麻薬「α-PVP」を使用したとして、6月6日に警視庁渋谷署に逮捕されたばかり。
「α-PVP」は覚せい剤に似た作用があるとされ、以前は脱法ドラッグとして販売もされていたが、今年3月に厚生労働省が麻薬に指定した。清水は「違法薬物とは知らなかった」と容疑を否認。同24日に釈放され、7月3日に不起訴処分となっていた。
不起訴になったとはいえ、清水が違法な薬物を使っていたことに変わりはない。今度は脱法ドラッグに手を出し、薬物依存から全く抜け出せていないようだ。
清水は83年に大麻取締法違反で初めて逮捕されて以降、薬物使用だけで、計6回逮捕され、そのうちの3回は実刑判決を受け服役している。
6月24日に釈放された際、清水は関係者に「もう懲りた。合法と言われても手は出さない」と話したというが、全く懲りていないようだ。
(蔵元英二)