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清水健太郎 出所後の芸能界復帰はどうなる?

 乗用車で男性をひき、けがを負わせて逃走したとして、自動車運転過失致傷と道交法違反(ひき逃げ)罪に問われた俳優の清水健太郎(本名・園田巌)被告(56)に対し、東京地裁が懲役7月(求刑懲役10月)の実刑判決を言い渡したのは28日だった。芸能界復帰を目指していた清水被告は控訴せず収監されることに。気になるのは出所後の芸能界復帰だが、今のところかなり厳しいとみられている。

 判決当日、清水被告は黒の革ジャンに革パンツで出廷。直立不動のまま、神妙な面持ちで判決を聞き、秋吉淳一郎裁判官は「事故が警察ざたになれば芸能活動再開の支障になるとの身勝手な理由で逃走した」と実刑を選択した。
 判決によると、清水被告は昨年10月27日、東京都台東区浅草の交差点で自転車と接触。男性に軽傷を負わせて逃走した。
 「判決を受けた後、清水被告は傍聴席の知人らに笑みをみせ、握手を交わして退廷。求刑よりも判決が軽かったことにホッとしたようだが、あまり反省の色はみられなかったようです」(ワイドショー関係者)

 清水被告は、83年に大麻不法所持で現行犯逮捕されたのをはじめ、今回も含め、大麻や覚せい剤で5度逮捕されている。04年8月には覚せい剤取締法違反で懲役2年4月の実刑判決を受け、前橋刑務所に収監された。
 さらに、今回の事件の初公判では、検察から芸能界入り前で大学生だった73年2月、乗用車を運転中に交通事故を起こして女性を死亡させ、罰金15万円、免許停止180日の処分を受けたことを指摘されていた。
 「73年の事件の処分は、今の感覚と比べるとあまりにも軽すぎ。今回の事件でも実刑判決を受けるとは思っていなかったのでは。自ら犯した罪に対する認識が甘すぎた」(司法担当記者)
 最近の清水被告は、「映画の企画を練ったり、着々と芸能界復帰の準備を進めていた」(映画関係者)というが、実情はかなり厳しかったようだ。
 「かつては哀川翔、竹内力と並び“Vシネマの帝王”と呼ばれたが、04年の実刑判決で主演の人気シリーズ『首領への道』の続編などが製作できなくなった。同シリーズの全盛期はギャラが1本200万円でかなり羽振りが良かった。しかし、Vシネマ業界自体が最近下火であまり製作されず、食いつなぐのは大変だったはず」(同)
 それでも、これまでは罪を犯すたびに周囲の人間が手を差し伸べ、何とか芸能界復帰を果たしていた。しかし今度ばかりは復帰の可能性はかなり低いという。
 「保釈金の300万円はこれまでならタニマチや知人が工面したと思うが、今回工面したのは情状証人として出廷した婚約者の女性。もはや、清水被告を支えるのはその女性しかいない。出所してもその状況は同じ」(芸能ライター)
 清水被告は今後どう立ち直るのだろうか?

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