みのが司会を務めていた「午後は○○おもいッきりテレビ」(日テレ)が若年層を取り込むために「おもいッきりイイ!テレビ」として生まれ変わったのが昨年10月のこと。前評判もよく、番組視聴率も期待されていたが、いざフタを開けてみれば結果は大惨敗。
「以前は視聴率争いをしていた『ワイドスクランブル』(テレ朝)にも勝てない。『笑っていいとも』(フジ)なんて夢のまた夢。遠いところまで行ってしまった」(日テレ関係者)
「おもいッきりイイ!テレビ」の半年間(昨年10月15日〜今年2月)の番組平均視聴率は6.2%。リニューアル前の番組平均視聴率は7〜8%近くあったという。
「これまでのみのなら『昨日はいくつだった』と番組スタッフに尋ねるのがあいさつだった。ところが最近は、視聴率のことなど絶対に口にしない。番組スタッフもみのを腫れ物に触るように気づかっている。惨敗の原因は、若手視聴者を取りに行ったために以前の30代後半〜60代の視聴者が逃げてしまったことが原因」(同)
ちなみに他番組の平均視聴率(半年平均)だが、「『笑っていいとも』は8.4%、『ワイドスクランブル』は7.3%。『おもいっきりイイ!テレビ』が視聴率で勝ったことは一度もない。これらの視聴率は、みのが『おもいっきりイイ!テレビ』の司会である必要性がないことを証明している」(同)
この結果を重く見た日テレ上層部は来るべき“Xデー”について慎重に議論を重ねているという。
「今年4月まで待ってから番組の平均視聴率を加味してみのの降板を決断する。とはいっても、降板が決定しているわけではない。あくまでも視聴率が上向かないときの最終手段」(同)
みのの後任だが、同番組の毎週水曜日に出ている小泉孝太郎(29)が有力視されている。もっとも一部の関係者からは、こんな声も聞こえてくる。
「低視聴率は、みのを降板させる単なるこじつけ。本音は1カ月、3000万円近いみののギャラを支払いたくない番組の経済的事情だ」(放送作家)
人気が出る→ギャラが上がる→費用がかかるから使いたくない。絶頂を迎えたタレントが落ちていくきっかけは、だいたいこのパターン。みのも例外ではない、ということか。