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方針変更? 星野楽天がオフの大型補強に参入

 星野仙一監督(65)が今オフのFA市場に参戦する。阪神が優位に進めていた福留孝介外野手(35)との交渉に横やりを入れてきたのは既報通りだが、「横浜DeNA入りが濃厚とされていたトニ・ブランコ(32=前中日)」との関係にも割って入ってきた。
 楽天イーグルスは『マネーゲーム』のような補強はやらない経営方針だったはずだが…。
 「いや、楽天は『大型補強はやらないチーム』とは言い切れませんよ。星野監督が就任した最初のオフは松井稼、岩村を獲得し、前年オフ、井川(オリックス)にもオファーを出し、実際に交渉を重ねてきました」(プロ野球解説者の1人)

 阪神は福留に対し、『3年総額年俸6億円』を提示したとも言われている。横浜DeNAも福留にはラブコールを送り続けており、原田真オーナーなど球団首脳陣も「補強はやる!」とペナントレース終了直後から、その意気込みを語っていた。おそらく、阪神と同額か、それ以上のオプション契約も福留側に提示したはずだ。
 「福留はギリギリまでメジャー契約を目指し、『限界』と判断した時点で日本球界との本格的な交渉に臨むつもりです。ちょっと言い方は悪いが、現時点で、阪神、横浜DeNAは“浪人”しないための保険でしょうね」(米特派員)
 こうした情報を聞くと、星野楽天が福留争奪戦を巻き返すには『それ以上の軍資金』が必要となる。楽天はマネーゲームも辞さない戦力補強策に変更したのだろうか−−。

 こうも考えられる。楽天はフェルナンデス、ガルシアなど4人の外国人選手の退団を発表している。彼らの推定年俸を合わせると、約1億8000万円。ここに、解雇となった岩村明憲内野手(33)の推定年俸1億5000万円を足せば、3億3000万円。単年契約なら、数字的には阪神を上回る年俸を提示できる。

 星野監督は“中日時代の恩師”にも当たる−−。「かつての教え子作戦」は井川には通用しなかったが、星野監督と福留の不和を伝える話は1つもない。『金銭面』以外でも勝負できると見るべきではないだろうか。
 「三木谷浩史氏がオーナーに復職したので、それに関連しているのかもしれません。そろそろ、優勝の2文字が真剣に欲しくなった時期です。満足な補強もしないで臨んだ今季の成績を考えれば、補強費を多少増やしたとしてもおかしくはありません」(前出・プロ野球解説者)
 楽天には『大砲』と呼べるスラッガーを欲している。いずれにせよ、星野楽天の参入によって、福留、ブランコはニンマリといったところだろう。

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