サモアの怪人が大みそかに前代未聞のダブルヘッダーを敢行か!?
この日、ハントは「ダイナマイト・ハードコア・ハッスル・ウエポン・タッグマッチルール」で行われたクロダーマン&キンターマンVS大谷晋二郎&ザ・モンスターCのスペシャルウエポンとしてハッスル初登場を果たした。
およそ3分ごとにランダムに現れるウエポンスイッチによって、入場ゲートにある巨大パチンコ台のスロットが回転。見事大当たりさせた選手が、強力な武器を手にできるというルール。高田モンスター(M)軍の大谷、モンスターCが押した2回ではスロットはそろわず、試合終盤にウエポンスイッチを押し、大当たりさせたキンターマンの助っ人としてハントは現れた。
ハントは目の前に立ちはだかった大谷とモンスターCに強烈なサモアンフックを一発ずつ見舞ってアッという間に殴殺。ものの10秒足らずでM軍の2人を成敗するとクロダーマン&キンターマンとブリブラダンスを踊り、勝利の雄たけびを上げた。
ハッスルデビュー戦で“リーサルウエポン”としての役目をきっちり果たしたハント。試合後は今後について「両方とも興味がある。大みそかはどっちも出たい」と語り、「ハッスル祭り2007」と「やれんのか!大晦日!2007」と、ファイティング・オペラと総合格闘技という他ジャンルでの1日2試合出場という前代未聞のダブルヘッダーを訴えていた。
この日は得意のパンチしか披露できなかったハントだが、今後のハッスル参戦に向けてプロレス技も「考えておく」。また、H軍、M軍に対して「より多くの金をオレ様の前に積んだ方に入ってやる」と不敵に語るなど、プロレスへの順応にも意欲をのぞかせていた。
ハントは「これまでは長く休んで遊び呆けていた。久々の試合で楽しかったぜ」とほくそ笑んだ。昨年大みそかの「男祭り2006」でのエメリヤーエンコ・ヒョードル戦以来、実戦から遠ざかっていただけに、あふれ出る闘争心を抑え切れない様子。大みそかに“ハント祭り”が開催されそうだ。