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新日本“ジェイの乱”にオカダが初言及、「外道さんと仲良くとことんやったらいい」

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画像はイメージです

新日本プロレス
『FIGHTING SPIRIT UNLEASHED』
▽1日 アメリカ・WALTER PYRAMID 観衆 3,007人

 新日本プロレスが今年3度目となるアメリカ大会を日本時間の1日、ロサンゼルスのWALTER PYRAMIDで開催した。今回もアメリカのファンはウェルカムムードで、“ニュージャパン”を体感しようと会場に詰めかけた。

 『KING OF PRO-WRESTLING』10.8両国国技館大会の対戦カードがいまだに発表されていない中、注目されたのは9.23神戸ワールド記念ホール大会で表面化したCHAOSの内紛問題。オカダ・カズチカと決別宣言したジェイ・ホワイト&外道の関係修復は不可能な状態だ。しかし、その他のメンバーは態度を明らかにしていない。今大会までの間に情報があるとするならば、ツイッター上では当日の大会終了後、後藤洋央紀が困惑した様子でツイートしていたことぐらい。また外道の相方で、現在欠場中の邪道の誕生日には、矢野通が祝福のリプライを送っている。

 この日、CHAOSのメンバーは、ロッポンギ3Kがタグチジャパンと対戦。また、後藤はパレッタ&チャッキーTのベストフレンズとのトリオでROH勢と、棚橋が保持している1.4東京ドームIWGPヘビー級王座挑戦権利証に狙いを定めるジェイ&外道は棚橋&KUSHIDAと相まみえた。ウィル・オスプレイはマーティー・スカルとIWGPジュニアヘビー級王座決定トーナメントに臨んだ。オカダは石井智宏とタッグを結成し、メインイベントでケニー・オメガ&飯伏幸太のゴールデン☆ラヴァーズ(GL)と対戦した。

 ロッポンギ3Kは次期シリーズで開催される『スーパー・ジュニアタッグリーグ2018』の優勝とIWGPジュニアタッグ王座の奪還に狙いを定め、9.23神戸大会でK.E.Sを破ったベストフレンズもIWGPタッグ王座の獲得を目標にしている。後藤はNEVER王座をめぐって抗争を繰り広げていたジェフ・コブとの因縁が再燃。オスプレイは敗れこそしたが、飯伏幸太とのシングル対決を目標に掲げている。態度を明らかにしていない各選手にはそれぞれ目標があり、試合後にCHAOS内紛問題に関してコメントは残していない。ジェイ&外道も棚橋だけを挑発している。

 GLとタッグ初対決となったオカダは、“第2形態”をアメリカで初披露。笑顔で風船を配りながら入場し、石井と息の合ったコンビネーションを見せて、GLを手こずらせた。石井との間に不穏なムードはなし。このタッグが本格始動すればかなりタッグ戦線が盛り上がるのではないかという期待感さえうかがわせた。試合はゴールデン☆トリガーで石井がフォールを取られたが、オカダは充実した表情を浮かべていた。

 試合後にオカダは「ジェイ・ホワイト…とことんやったらいいんじゃないですか。外道さんと仲良くとことんやったらいい。権利証を奪ってもそういう実力はあると思うし、次に向き合った時には何か持ってきてくれたら面白い」と“ジェイの乱”について初言及。特にオカダから報復するつもりはないようだ。

 自身については「正直分からないですね。凱旋してからベルトなり、権利証なりがなかった期間がないので。やっぱり取り残されている感じはあるので、テーマを見つけて熱い闘いをしていきたい」と正直な思いを口にした。この日は「ケニーから一本取ってやろうと思っていたけど、ケニーは前より強くなっていた。チャンピオンの期間が(彼を)強くしたんだと思う。ケニーともタッグで闘って、棚橋ともシングルで闘って『オカダはどっちが強いと感じたのか?』ここで答えたら面白くないでしょう…悔しいね」とポツリ。こうしたコメントを見る限り、ショックを受けたファンとは対照的に、オカダの中で外道とは8.12日本武道館大会でマネージャー関係を解消した時点で気持ちの整理がついていたようにも思える。

 オカダは1.4ドーム大会に向けてどんなテーマを見つけるのだろうか?

文・写真 / どら増田

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