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未曾有の大型補強は原監督の意志ではない? 大田に異例の檄を飛ばした真意は…

 今オフの巨人の大型補強は、原辰徳監督(53)の本心ではないのかもしれない。

 盛岡市内で学童対象の巨人イベントが開催され、長野久義(27)ら7人の選手がそれに参加した(12月10日)。同イベント冒頭でトークショーが行われ、そのとき、「いじられキャラ」にされたのが、大田泰示(21)だった。司会者が「大田選手の立派な身体を手に入れたら、40本塁打は打てるという人は?」と質問。すると、長野が「いや、50発は打てます!」と答え、同期の橋本到にも「僕の方が、打撃センスがある。その体があればもっと打てますよ」と言われてしまった。おそらく、事前に用意された質問に対し、巨人ナインが会場を笑わせようと思い、「大田イジリ」の答えを用意していたのだろう。

 しかし、大田がその素質を開花しきれないのも事実である。身長188センチ、体重91キログラム(公称)。一軍での本塁打はまだゼロだが、「きっかけを掴めば、爆発する」というのが周囲の一致した意見である。
 「来季は外野手で勝負することになりますが、一軍のレギュラー外野手は長野だけ。ラミレスもいなくなり、高橋由にも年齢的陰りが見えてきました。大田にチャンスを与えるため、今季途中から外野の練習をさせてきました」(球界関係者)

 シーズン終了直後の話になるが、巨人フロントが今季で契約満了となる主砲・ラミレスを慰留しなかったのは「大田を使うため」との声も聞かれた。しかし、フロントは強打の外野手として、前フィリーズのジョン・ポーカー(28=左投左打)を獲得。原監督は各メディアに来季の打順として、<1番・坂本、3番・長野、4番・阿部、5番・村田>を示唆しており、ポーカー加入後、小笠原と6番を競わせ、ジグザグ打線を編成できる利点も口にするようになった。そうなると、大田は高橋由伸、亀井義行、鈴木尚広、谷佳知、矢野謙次、松本哲也、さらには同期の橋本とも『残る右翼手』のレギュラー争いをしなければならない。それならば、従来の三塁、一塁を守った方がレギュラー定着の可能性が高そうだが…。
 「大田の課題は守備です。ファームで盗塁王争いが出来るほど足も速いし、肩も強い方です。守備面での精神的負担が軽い外野手に専念させた方が大田のためです」(前出・同)

 秋季キャンプ中(11月18日=2日目)、こんなシーンが見られた。
 サンマリン球場で練習が始まる直前、不意に原監督がと大田にこう話し掛けた。
 「来年、5番を打ちたいか?」
 振り向いた大田は“5番抜擢”の言葉に驚いたものの、「はい、頑張ります」と返した。
今オフ、巨人は横浜の4番・村田修一、ソフトバンクのエース・杉内俊哉、パ・リーグ最多勝のホールトンを獲得した。原監督は母校・東海大相模の後輩にも当たる大田には大きな期待を寄せてきた。その大田に「5番を打て!」と檄を飛ばしたところから察するに、今オフの補強は原監督の意志に反する部分もあったのではないだろうか。
 異例の檄が飛ばされたこの日、大田は左翼だけではなく、右翼のノックにも挑戦していた。内野への返球を見る限り、やはり肩は強い方である。また、居残り内野守備で絞られていた今春のキャンプ時よりも生き生きしているようにも見えた。
 今季のチーム成績では投打ともに補強せざるを得ない。だが、大型補強には巨人ファンも批判的である。その声を一掃できるのは大田しかいないということか。
 「いや、大田が大成できるかどうかは、原監督次第ですよ。多少打てなくても試合で使い続けるべきです」(プロ野球解説者)
 今季の原采配について、“我慢不足”を指摘するプロ野球解説者は少なくなかった。結果の出ない選手をすぐに引っ込めてしまうので、選手が萎縮してしまったというのだ。
 イベントで同僚たちが大田をいじったのは、ポーカー獲得後で「5番抜擢の期待を寄せたことを忘れないでくれ」と、原監督に念押しする目的もあったのかもしれない。

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