1・4東京ドーム大会で新王者となった棚橋から「新日本のエースは1人でいい。次はお前が挑戦して来い」と初防衛戦の相手に指名された。
筋肉ムキムキの棚橋からは「俺ぐらいの体を作ってみろ」と挑発もされた。だが中邑は「ちょっと待って。そもそもああいう体をしているのが強いのか? 見た目はすごいかもしれないけど、あれは一流アスリートの体じゃない」とあざ笑う。
「ヒョードルだって、ああいう体はしてないから」とナルシストの筋肉自慢を一蹴。ぽっちゃり体型の“人類最強の男”エメリヤーエンコ・ヒョードルを例に出し、鋼の肉体を斬り捨てた。
昨年はIWGP王座を奪ったばかりか、3月のV2戦でも挑戦を退けるなど棚橋相手に2連勝中。中邑は「こっちは15日だけじゃなく、その先まで見据えてトレーニングの環境も整えている。コンディションも上。まあ試合を見てもらえればわかる」と自信をのぞかせた。
宿命のライバルとのエース対決を制し、中邑が真のエースとして新政権を築く。