一軍で6試合、二軍で5試合が行われた18日のプロ野球。“いつも通り”の開催日であったはずのこの日、各地の試合でアクシデントが続出している。
DeNA対日本ハムの試合では、6回裏にDeNA・ソト選手の打球が日本ハム・上沢直之投手の左膝に直撃。その場に倒れ込んだ右腕は病院に救急搬送され、診断結果次第では長期離脱を強いられる可能性が出ている。
巨人対オリックスの8回表では、先日一軍復帰を果たしたばかりの巨人・マシソン投手が右股関節付近を痛め緊急降板。その後の9回表には、オリックス・伏見寅威選手がスイングの際に左足首を痛め病院へ直行、アキレス腱断裂の診断を受けた。
途中交代には至らなかったものの、選手・ファンの多くが背筋を凍らせたのは阪神対楽天の初回。阪神・大山悠輔選手と楽天・浅村栄斗選手が二塁付近で交錯し、両者はしばらく立ち上がることができなかった。
同戦の8回表には、楽天・山下斐紹選手の頭部に阪神・島本浩也投手の投球が直撃し、島本投手は危険球退場。また、二軍戦の阪神対広島戦では、広島・中村奨成選手が同じく頭部死球を受け、担架でグラウンド外へ搬送されている。
一軍戦、二軍戦を合わせて、7名もの選手がアクシデントに見舞われた同日。これを受けたファンからは、「今日のプロ野球は怪我人多すぎて心配になる」、「全員大きな怪我でないことを祈るばかり」、「他の選手も今以上に気を付けてプレーして」といった心配の声が数多く寄せられている。
試合中のアクシデントは、先週の試合でも頻発している。15日に行われた巨人対日本ハムの一戦では、日本ハム・平沼翔太選手が2回裏に巨人・山口俊投手から死球を受け、翌16日に登録抹消された。
また、16日のソフトバンク対DeNAでは、DeNA・宮崎敏郎選手が9回表にソフトバンク・甲斐野央投手の投球を左手に受け負傷交代。18日の日本ハム戦ではスタメンから外れている。
全力プレーに怪我は付き物だが、その数は少ないに越したことはない。不幸なアクシデントが、これ以上起こらないことを祈るばかりだが…。
文 / 柴田雅人