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現代科学でも理にかなっていた! “いだてん”金栗四三マラソン走法

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提供:週刊実話

 東京五輪を盛り上げようとスタートしたのに、低視聴率やピエール瀧の逮捕で“リタイヤ”寸前に追い込まれているNHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』。しかし、日本における“マラソンの父”と称される主人公の金栗四三の走法は、現代科学に照らし合わせても参考になる部分が多いという。

 「金栗は体幹が非常にしっかりしていて、ぶれていない。腕ふりは肩を下げて後ろのほうに持っていくスタイルで、足袋を履いているので、すり足のように走るフォームになっています。今でいうと、スピードランナーではなく、上下動の少ないスムーズな走り方をしているんですよ。腕を振らないで、下半身に上半身を乗っけて出ていく“ナンバ(同じ側の手と足を一緒に出して進む歌舞伎の動作)走り”にも通じるところがある。ナンバ走りは、各種スポーツの練習にも取り入れられているので参考になると思います」(スポーツライター・織田淳太郎氏)

 では、2回吸って2回吐く呼吸法はどうか。
「走る時にリズムをつくると、足を地面に接地するときのリズムが取れるようになり、ひいては幸せホルモンであるセレトニンが活性化します」(同)

 単純なリズム運動がセレトニンを活性化させることは、現代科学で分かったこと。明治時代にそんなことを考えて走っていたわけではないだろうが、金栗の走法は理にかなっているのだ。

 「金栗が水をかぶる場面もよくありますが、水をかぶったり、乾布摩擦をすると細胞内のエネルギー工場といわれるミトコンドリアを活性化し、長寿遺伝子をオンにするそうです」(同)

 金栗の切り開いた道は、現代で空前のマラソンブームを巻き起こしているが、中高年は注意も必要だ。

 「医学的に見ると、ある一定の年齢以降はマラソンをお薦めできません。1週間に30〜40キロ以上の距離を速いスピードで走ると、健康を害し、心筋梗塞のリスクを高め、寿命を縮めるそうです。走るなら3キロくらいを、ゆっくり走ったほうがいいと思います」(同)

 何事もほどほどに。

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