武藤敬司と組み、同リーグ戦に初出場する船木。実力、話題性ともにピカ一のチームということもあり、今大会は狙われる存在となっている。そんな状況にも船木はいたって冷静。「毎回首を狙われているので、気が抜けない。逆におとりになって、武藤さんに仕留めてもらうというのもありですね」としたたかに策略を練っている。
今回参戦するにあたって船木には野望を抱いている。「優勝したら、全日本にはタッグタイトルが世界タッグとアジアタッグの2つあるので、どちらかを狙いたい。参戦している以上は、このあたりである程度の実績がほしい」
今回のリーグ戦には世界タッグ王者の鈴木みのる&太陽ケア、アジアタッグ王者の曙&浜亮太と両タッグ王者チームがそろって出場している。それだけに優勝を成し遂げれば、挑戦権は目と鼻の先。さらにこの3つのタッグタイトルを奪取すれば、前人未踏のタッググランドスラムを達成となる。
この日は、タッグパートナーの武藤と横浜市内の道場で練習を公開。武藤からムーンサルトプレスの手ほどきを受け、コンビネーション攻撃を確かめた。
「このままシリーズ突入して、勢いに乗っていきたい。目指すは優勝ですね」とは船木。武藤との“天才タッグ”で王道マットに新たな歴史を築く。