その結果、多かったのは、以下のような意見。
「一人一票じゃないから、総選挙は選挙ではない」(40代・官僚他)確かに複数投票では、一票の重み自体は、あまりなさそうだが…。他には、「握手会のシステムがわからない」(20代・霞ヶ関コモンゲートを歩いていたOL)という意見も多かった。総じてAKB48は、システムが難しいようである。
ということで、握手会について、かんたんに説明しよう。
一般に発売されているCDには、『全国握手券』というものがついている。全国の会場共通券で、参加メンバーは事前に発表されており、当日は、一日がかりでいろんなステージも行われるイベント。朝に、整理券をまずは一人一枚配布。一回の握手コーナーにつき、列に並べば、人気メンバーの誰とでも1回握手できる。一回の握手時間は4秒程度ということである。
いっぽう、よく聞く“劇場盤”、なるCDについて、まず、従来のパターンから。
この劇場盤CDは、ネット通販であり、『個別握手会』の参加を希望する人が、握手希望メンバーを明記の上申し込むのである。そして当選した数だけ、CDが郵送で送られてくる。落選したら、買わなくていいが、当選分の購入のキャンセルは、もちろんできない。個別握手券は、一回の抽選販売期間に一人のメンバーに付き5枚まで有効である。
個別握手会の時間の目安は、1部(基本的に3日間開催され、全部で18部ある)につき90分程度であり、一枚の握手券の握手時間の目安は10秒弱程度。基本的に3枚までまとめて握手券を提示できるので、最大30秒程度握手出来る。すなわち、あと2枚同じメンバーとの握手券を持っていたら、その後、列の最後尾に並ぶわけだ。
そのうち、1部は終了するわけで、CDの大量購入をする方は、ご利用は計画的にされたい。ちなみに、個別握手会で計算すれば、人気メンバーは、1万回近く握手することになる。
なお、この劇場盤CDについては、最新シングルのイベント告知では、48グループ全員参加の握手会が予定されており、劇場盤CD一枚を購入につき、好きなメンバーと1回必ず握手できるシステムを導入している。
総じて、この握手会というイベント、人気メンバーともちゃんと握手できるようなシステムになっているのが、ミソであるが、ただし今回については、AKB48公式HPによると、総選挙上位3人を指名して購入したような方への振り替え措置は考えていない、という旨の説明があり、注意されたい。これはあくまで、制限時間および、本人の体調、があるのだ。
AKB48に言いたいこととして、その他に多かった意見が、「他の子もテレビに出してあげればいいのに」(40代・OL)他、というものだった。
研究生の握手会に参加して推しメンにするかどうかを決めるガチヲタのように、視聴者もそろそろ、いろんなメンバーも見てみたい、と思っているのかもしれない。
その他、「SKE48のCDを買ったら、カラオケの掛け声まで全部消えていてさびしくてガッカリ」などマニアックな苦情も多々あった。