同大会はDDTグループの4大ブランド(DDT、プロレスリングBASARA、ガンバレ☆プロレス、東京女子プロレス)の選手が集結するDDT版オールスター戦。アンダーマッチを含めると実に全14試合が組まれ、団体所属外10選手を含む総勢81選手が出場する予定だ。
注目は2014年に新日本プロレスに移籍し、今年1月末に契約を終えアメリカの新団体AEWに首脳陣として参加したケニー・オメガが5年ぶりにDDTマットに戻ってくることだろう。
ケニーは9.29東京・後楽園ホール大会のエンディングでビデオメッセージで登場。「DDTファンの皆さん、プロレスファンの皆さん、お久しぶりです。それとも初めましてかな?AEWプロレスのケニー・オメガです。3月の後楽園ホールで私は自分の口からDDTのリングにまた上がるかもしれないと言いました。その試合を決定しました」と切り出すと、「11月3日のUltimate Partyで私と里歩さんvsアントーニオ本多、ミユ・ヤマシタ。すごく緊張してるんですけど、楽しみにしてます。みんな楽しみにしてね。あと1カ月くらい。またgood bye!smooch and good night!Bang!」。このように予告していた。
新日本時代はIWGPヘビー級王者として「ベストバウトマシーン」のコピーが付けられていたが、久々のDDTマットでは明るく弾けたケニーが見られるかもしれない。
メインイベントでは9.29後楽園大会の結果を受けて、KO-D無差別級王者の竹下幸之介 とDDT EXTREME級王者のHARASHIMAによるDDT頂上決戦が実現。竹下は2017年3月20日に開催された埼玉・さいたまスーパーアリーナ大会でHARASHIMAを破り、KO-D無差別級王座を戴冠し世代交代を果たしている。
「正直なことを言うとHARASHIMAさんがくるというのは一番意外でした。2年前のさいたまスーパーアリーナで自分がHARASHIMAさんからこのベルトを獲って一つ時代が動いたのかもしれない」とEXTREME王座を奪ったHARASHIMAを斬り捨てた。
一方、HARASHIMAは「僕は一度たりともさいたまスーパーアリーナでベルトを取られたことを忘れたことない」と、2年越しのリベンジを誓っている。あれからHARASHIMAはKO-D無差別級王座に返り咲いてないだけに、このチャンスは逃せない。
気になる全対戦カードは次の通り。
○メインイベント〜KO-D無差別級&DDT EXTREME級両選手権試合
<KO-D王者>竹下幸之介 対 HARASHIMA<EXTREME王者>
○KO-Dタッグ選手権試合〜4WAYハードコアマッチ
<王者組>佐々木大輔&高尾蒼馬 対 彰人&勝俣瞬馬<挑戦者組> 対 FUMA&久保佑允<挑戦者組> 対 藤田ミノル&下村大樹<挑戦者組>
○第2代KO-D10人タッグ王座決定戦
男色ディーノ軍 対 スーパー・ササダンゴ・マシン軍
<ほか出場選手>黒潮“イケメン”二郎、大石真翔、トランザム★ヒロシ、大和ヒロシ、飯野雄貴、朱崇花、瑞希、まなせゆうな
※ディーノ、ササダンゴがドラフトでチーム編成を決定する。この模様はDDT UNIVERSEにて9日の19時から生中継する。
○プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合
<王者>中島翔子 対 坂崎ユカ<挑戦者>
○プリンセスタッグ選手権試合
<王者組>10月19日東京女子プロレス両国KFCホール大会の沙希様&操対上福ゆき&白川未奈の勝者組 対 未定<挑戦者組>
○ユニオンMAX選手権試合
<王者>関根龍一 対 高梨将弘<挑戦者>
○インディペンデントワールド世界ジュニアヘビー級選手権試合
<王者>石井慧介 対 阿部史典<挑戦者>
○UWA世界6人タッグ選手権試合〜3WAYマッチ
<王者組>塚本拓海&ヤス・ウラノ&中野貴人 対 遠藤哲哉&マッド・ポーリー&島谷常寛<挑戦者組> 対 大家健&今成夢人&ミス・モンゴル<挑戦者組>
○ドラマティック・ドリームマッチ
ケニー・オメガ&里歩 対 アントーニオ本多&山下実優
○スペシャルシングルマッチ
高木三四郎 対 木髙イサミ
○ガントレットタッグマッチ
<出場チーム>上野勇希&吉村直巳、坂口征夫&中津良太、勝村周一朗&岩崎孝樹、伊藤麻希&クリス・ブルックス
○アンダーマッチ〜時間差入場バトルロイヤル
<出場決定選手>大鷲透、平田一喜 、ゴージャス松野 、納谷幸男、コーディ・ホール、翔太、HARUKAZE、SAGAT、ポコたん、ヨシヒコほか
○アンダーマッチ〜東京女子プロレス提供試合
※出場選手未定
○アンダーマッチ
松永智充&渡瀬瑞基&中村圭吾 対 風戸大智&神野聖人&鷲田周平
年内でDDTグループからの独立を表明しているBASARA勢にとっては、最後のDDT主催のビッグマッチ出場になりそうだ。
(どら増田)