前日に開催したシリーズ開幕戦(Lowell Memorial Auditorium=マサチューセッツ州ボストン、ローウェル)メインイベントでは、オカダ・カズチカ&飯伏幸太&棚橋弘至のドリームトリオが、SANADA&EVIL&内藤哲也のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン最強トリオと激突。棚橋が内藤からグラウンドコブラツイストで3カウントを奪いエアギターで締めている。
グラウンドコブラツイストは、棚橋が先日ザック・セイバーJr.に敗れブリティッシュヘビー級王座を失った技。棚橋の巻き返しはグラウンドコブラから始まったようだ。またこの大会では、タマ・トンガ&タンガ・ロアのG.o.Dが、YOH&SHOのロッポンギ3Kを相手にIWGPタッグ王座を防衛している。
ニューヨーク大会のメインイベントでは、ボストン大会のカードから棚橋と内藤を外した『キング・オブ・プロレスリング』10.14東京・両国国技館大会のダブル前哨戦タッグマッチ。10.14両国大会で、オカダはSANADAとIWGPヘビー級王座を、飯伏はEVILと東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証を懸けて対戦する。
試合はチームワークで勝るSANADA&EVILが主導権を握ったが、オカダと飯伏も札止めとなった会場の声援に後押しされ、持ち味を発揮。しかし、最後はカミゴェを回避したEVILがパワフルなラリアットで飯伏を一回転させるとEVILを決めてカウント3。直接勝利した。同じカードが10.7東京・後楽園ホール大会でも組まれており、オカダ&飯伏が巻き返せるのか注目したい。EVILは「ニューヨークシティー イズ EVIL」とマイクアピールし、大会を締めた。
KENTAとYOSHI-HASHIによるNEVER無差別級選手権試合も行われた。バレットクラブが介入し、タイガー服部レフェリーのファインプレーに救われたYOSHI-HASHIだったが、最後はKENTAのgo 2 sleepに沈み、KENTAが防衛に成功した。CHAOSとバレットクラブの抗争は日本に戻ってからもまだまだ続きそうだ。
(どら増田)