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K-1MAX 魔裟斗が3つの課題克服で4年ぶりに王座奪還に死角なし!

 「K-1ワールドMAX2007〜世界一決定トーナメント決勝戦〜」(10月3日、東京・日本武道館)に出場する魔裟斗が26日、都内のシルバーウルフジムで練習を公開。4年ぶりの世界王者返り咲きを誓う“反逆のカリスマ”は3つの課題を克服した。
 準々決勝で“絶対王者”ブアカーオ・ポー・プラムックとのリベンジ戦に挑む魔裟斗。1カ月前から元WMCライト級王者&現ルンビニースタジアム認定同級10位のヌアペット・サックホームシンをタイから呼び寄せ、まずはムエタイ対策に取り組んだ。「1番最初やった時は面食らいました。前蹴りとか日本人と全然違うし。やって良かった」「こんだけ質の高い首相撲できたのは久しぶり」などと万全の対策を施してきたことで「ブアカーオの弱点が見えてきた感触はありますね」と魔裟斗は宿敵へのリベンジへの手応えをつかんだ。

 さらには「週2、3回は日本チャンピオンクラスのプロボクサーとスパーをやってました」と徹底的にパンチ強化に取り組んだ。「KOできるってイメージはボクシングで養ってます」という言葉通り、この日も3分2Rのスパーリングで、ショートアッパーとフック、左右フックと、パンチの各種コンビネーションで相手をグラつかせる場面を披露し「勝負は一瞬で決まる可能性もある」とKO予告も言い放った。
 そして、1日3試合をこなす過酷なトーナメントを制するため、スタミナ強化にも余念がない。「去年はオレのスタミナ切れ」と過去の反省を踏まえ、夏合宿からトレーニングを積んできた。その結果、トレーナーも「サッカーの日本代表、セリエAの選手と同じくらいの体力がある」と太鼓判を押すほど無尽蔵のスタミナを手に入れた。
 3つの課題を完全克服したことで、かつてないほどの仕上がりを見せている魔裟斗。4年ぶりの王座奪還に向けもはや死角は見当たらない。

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