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BTS、米国での活動にも赤信号? K-POP史上初のビルボード1位も今後は厳しい状況に

 メンバーの着用していた“原爆Tシャツ"をめぐる騒動で渦中の韓国の音楽グループ「BTS(防弾少年団)」について、11日(現地時間)、米国の反ユダヤ活動監視団体サイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)が公式サイトで声明を発表。BTSがかつてナチスの親衛隊(SS)のシンボル入りの帽子を着用したり、舞台上でナチスの旗に似た旗を振ったりしたことがあるとして非難した。

 BTSをめぐっては、かつてメンバーの1人が原爆投下のきのこ雲がプリントされたTシャツを着用していたことで、9日放送の「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)への出演が見送りに。さらには、今後、出演予定だった音楽番組への出演が白紙になったことが報じられていた。

 SWCのサイトでは“原爆Tシャツ騒動"について、「このバンドが過去をあざ笑った最新の一例にすぎない」と主張。舞台上で振られていた旗の印は、「ナチスのかぎ十字に不気味なほど似ている」と指摘した。

 それを踏まえ、「若者が、偏狭さや不寛容を格好良いと感じたり、歴史の教訓を消し去る手助けをしたりする結果になる」と訴えた。「国連にも(9月に)招かれて演説したこのグループが、日本の人々だけでなくナチスの犠牲者にも謝罪すべきなのは言うまでもない。メンバーだけでなく所属会社もだ」と強硬に謝罪を求めたのだ。

 「BTSといえばK-POP史上初めて全米音楽チャート『ビルボード200』のアルバム部門で1位を獲得し全米進出。今後、全米でのビジネス展開を考えていたようだが、今回のSWCの声明発表でかなり厳しい状況に追い込まれたことは確実。今後、ネット上では過去の“悪行"がどんどん指摘されてしまうのでは」(レコード会社関係者)

 BTSは13日に東京ドームからドームツアーをスタートさせるが、問題が山積みで波乱の幕開けになりそうだ。

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