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鉄道作家の巨匠・宮脇俊三の「ローカルバスの終点へ」が復刊

 普段、鉄道の車窓から見ていたローカルバスに心惹かれた著者が、2万5000分の1の地図を片手に、鉄道も通わぬ「僻地」巡りの旅に出る。長らく絶版になっていた、鉄道作家の巨匠・宮脇俊三が綴った幻のバス旅紀行が復刊した。

 中空を行くかのような尾根道や、ミカンの段々畑に被われた岬・入江などを通って、北海道から沖縄まで、23の路線バスの終点を訪ねる。宮脇氏独特の坦々とした中にもユーモアが光る文章は、もちろん健在だ。ローカル鉄道の終点よりも鄙びた風情のある街並みを味わうことができる。

 また、当時の宮脇氏のルートを辿りたい人のための現在の終点へのアクセス情報も掲載。解説は、バス好きで有名な泉麻人(コラムニスト)。自身もローカルバスで日本中を旅した経験があるので、宮脇氏の旅に共感する部分はおおいにあったようだ。

 鉄道好き、旅行好きには必読の書になっている。

読者プレゼント<http://npn.co.jp/present/detail/3457976/>

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