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さいたまのデリヘル店で女子中高生が売春行為 少年がスカウトを担当か

 現役の女子中学生、高校生が多数在籍していた風俗店が摘発された。

 埼玉県警少年捜査課と大宮署は11月19日、15歳の女子中学生に売春を斡旋(あっせん)したなどとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで、埼玉県さいたま市中央区に事務所があるデリバリーヘルス(無店舗型風俗店)の従業員の男(22)ら2人と、知り合いの16歳の少年を逮捕した。

 調べに対し、3人はいずれも容疑を認めている。主犯格の従業員の男は18歳未満の少女を雇った理由について、「若い子は客の食いつきがよかった」と話しているという。

 逮捕容疑は、今年2月〜3月に計3回、当時15歳だった中学3年の女子生徒が、18歳未満と知りながら、同県久喜市やさいたま市で男性客2人に引き合わせ、ホテルで売春する仲介をしたなどとしている。

 同課によると、同店の家宅捜索で、14〜17歳の少女42人の面接記録などを記した名簿を押収した。同店では多くの少女を雇用し、児童売春を大規模に斡旋していた疑いがあるとみて、裏付け捜査を進めている。

 従業員の知人の16歳の少年は、デリヘルで働く少女のスカウト役を担当していたようだ。これには、大人が勧誘するより、同じ年頃の少年が誘うことで、少女たちの警戒心をやわらげる狙いがあった。

 同店はインターネットの掲示板などで客を集め、これまでに7000万円以上を売り上げていたとみられている。
(蔵元英二)

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