例えば、葛飾柴又帝釈天で一年中売っている<一粒符(いちりゅうふ)>。
これは、お経を書いた和紙をまるめて粒状にしたもの。まさしく紙を飲むのが、飲むお守りなのだ。
「気分がすぐれない時に飲んでいただきます」
という帝釈天の説明なので、健康の不安の際に護符を丸薬のように飲めばいいだろう。
とげぬき地蔵の高岩寺にもある。
『参拝の知識』という記事でも書いたように、お地蔵さんは、上から〈如来・菩薩・明王・天〉というランキングのうちの、菩薩という2番目にエラい地位の仏様。
その延命地蔵さまのお姿(絵)を刷った護符を飲むという、ありがたいお守りである。
100円で5枚入っており、病気平癒に限らず、願い事があるときに飲めばいいそうだ。年中無休、5時まで売っている。
水天宮の護符も。
妊婦の体調がすぐれない時に、5つの文字をひとつづつ切り抜いて、水に浮かべて水と一緒に飲む。
やはりいつでも(朝8時〜夕方5時まで。)買えるので、カップルで参拝に行って買ってみるのもよさそう。200円。
どれも、本人の代わりに誰かが買ってあげてもいいそうだ。
飲むので、一年後にお守りを納めに行く必要も無い。