4月25日、魔裟斗は山本“KID”徳郁と強力タッグを組み、5月7日、東京・六本木ヒルズアリーナ(14時)で「東日本大震災復興支援チャリティーファイトイベント〜立ち上がろう ニッポン!」を開催することを発表した。同イベントは賛同する現役選手、引退した格闘家が集結し、エキシビションマッチを行う。入場無料だが、会場での募金、オークションの売上金等が義援金として日本赤十字社に寄付される。
魔裟斗は「今の自分があるのは格闘技のおかげ。格闘技に助けられたので、格闘技で恩返しをして、東北の人たちに元気を与えたい」とコメント。
03年、08年のK-1 WORLD MAX王者の魔裟斗は、09年大みそか「Dynamite!!」でのアンディ・サワー戦を最後に現役生活に幕を下ろした。引退後はスポーツキャスターとして活躍しているが、現在もトレーニングは続けており体調に問題はなし。「スパーリングだけど、ガチ」(魔裟斗)と自信を覗かせた。
注目される魔裟斗とKIDの対戦は、「引退しているから」(魔裟斗)との理由で回避。現役のKIDとの激突は見られないが、魔裟斗は同じく引退した元シュートボクシングの緒方健一とのスパーを希望した。
エキシビションマッチといえども、「ガチンコ」宣言した以上、本気のファイトとなるのは必至。これで闘志に火が点いて、現役復帰となれば、低迷するK-1の救世主となり得るのだが…。
なお、同イベントの賛同者は魔裟斗、KID、緒方、小比類巻太信、HAYATO、新田明臣、安廣一哉、武田幸三、平野仁。
(ジャーナリスト/落合一郎)