さらに横綱審議委員会の内館牧子さんからも「13回も大関カド番を迎え、恥とは思わないのか。大関はただ地位にしがみついていればいいってもんじゃないでしょう」と酷評された。
大関在位62場所という大記録を更新した千代大海だが、その風当たりは相当に強い。八百長論がいぜんウズ巻く相撲界にとっては“目の上のタンコブ”であり火薬庫にも成り得る最弱大関に対して最後の切り札を抜かざるを得ないだろう。
名古屋場所で例え勝ち越しても、内容次第では強制引退の声が内・外部から起こるのは必至だ。「ウミは早く出した方がいい」と極論する声も関係者から出ており、千代大海は土俵際いっぱいに押し込まれた。