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ウルトラマン映画最新作はミラーマンファン感涙の出来?

 現在、公開中の映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』。
 この作品は最新のウルトラマンである「ゼロ」を主役にした映画で、ウルトラ兄弟がオリジナルキャストで総登場、今をときめく若手声優陣の起用と、話題作が立ち並ぶ今冬の映画激戦区の中でもなかなかの人気を呼んでいるという。

 しかし、今回の映画の目玉はなんといっても、ウルトラマンとともに1970年代の子供たちに絶大な人気を誇ったヒーロー「ミラーマン」「ファイヤーマン」「ジャンボーグA」がウルトラマンと夢の競演を果たした点だろう。

 この夢の競演はかつて計画された過去があるのだ。
 かつて、円谷プロの特撮作品には「銀河連邦」という構想があった。これはウルトラシリーズと他の円谷ヒーロー(前述のヒーロー+「トリプルファイター」)との世界観を統一させるために小学館を中心に立ち上げられたいわゆる裏設定。
 「ウルトラマンA」の主題歌にも「銀河連邦」というキーワードがあり、作品の枠を超えた壮大な展開が行われる予定だった。しかし、この構想は途中でうやむやになってしまったらしく、「銀河連邦」はどの作品でも語られることなく現代に至っていた。

 今回の映画では劇中で特に語れてないものの「銀河連邦」設定の復活にマニア心をくすぐられたファンも多いことだろう。

 デザインの方はファイヤーマンとジャンボーグAは前作と全然違う容姿のため、意外性という意味では度肝を抜いたらしいが(ジャンボーグはグリッドマンに近いという意見アリ)ミラーマンだけはオールドファンがつい唸ってしまう大満足の出来なのだという。

 実はミラーマンのデザインは今作に出てきたミラーナイトが最も元のデザインに近いのだ。
 ミラーマンは1971年の放送に先立って1969年から学年誌に漫画版が連載されていた。その際のミラーマンはテレビに登場した人間タイプの顔ではなく、ゴーグルを付けたマスクタイプの顔だった。
 当時の学年誌を読んでいた読者はシャープでスマートなフェイスのミラーマンが急に人間臭い造形になってしまい、残念に思った人も多いとか少ないとか…。

 本作『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』に登場するミラーナイトはシャープな外見に鏡を使った美しい技が魅力で、ゼロに次ぐ準主役扱の活躍を見せてくれる。

 「黒バラ」の挿入歌として、はたまた植草教授から知ったという人も「元祖・ミラーマン」の活躍には要注目だ!

※写真は1971年のミラーマン。渋い!

(昭和ロマン探求家・穂積昭雪(ゼロの顔は正直怖いと思う24歳)山口敏太郎事務所)

【参照】山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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