同作をプロデュースしたのは竹内。「ミナミの帝王」を一緒に作り上げてきた、監督・萩庭貞明と脚本・江良至と再タッグを結成。作品のタイトルは「ミナミの帝王」の竹内が歌う主題歌と同タイトルで、竹内の思い入れの強さがうかがえる。
物語は、殺人罪による9年の服役を終えた主人公が出所するところからスタート。その半年後、男は大阪・ミナミへ向かい、その目的は9年前の事件の黒幕を探し、報復を果たすため。暴力ではなく、法律で悪を裁いていく男は黒幕まで辿り着けるのかが描かれる。
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共演は、巨大な力を持つ闇のフィクサー役を演歌歌手の山本譲二、その手下役を元ボクシング世界王者でユーチューバーとしても人気の竹原慎二、主人公の助っ人となる弁護士役を田口トモロヲ、そのアシスタント役をグラドルの岸明日香。
過去に主人公の舎弟的な立場だった男の役を山本裕典。過去に秘密を持つホステス役を佐藤江梨子、主人公に恩義を感じる刑事役を中野英雄がそれぞれ演じている。
「今や、U-NEXTは資金が潤沢なので、かなりクオリティーが高く豪華キャストでの作品が完成。現在、Vシネマは本宮泰風と山口祥行がW主演の『日本統一』がひとり勝ちの状態だが、竹内の作品がどこまで話題になるかが注目される」(芸能記者)
「ミナミの帝王」では、竹内演じる主人公の部下で舎弟的な役を複数の俳優が演じているが、続々と出世を果たしている。
「柳沢慎吾は独自の芸風で、始球式などのイベントに呼ばれることが多い。最長の5年間舎弟役を務めた山本太郎は俳優では飽き足らず、参議院議員で、れいわ新選組の代表。そして、桐谷健太はすっかり主演クラスの俳優に成長した」(同)
今作で舎弟役を演じた山本裕典は女性スキャンダルなどが度重なり、17年3月に事務所をクビに。俳優として再起を図っているだけに、ハマリ役ゲットで再浮上を狙いたいところだろう。