問題となっているのは、「1-1」と同点の5回裏2死一塁でのこと。この日第3打席に入った坂本は、ヤクルト先発・ピーターズがカウント「1-0」から投じた141キロストレートを強振。この球は真ん中高めに浮いたかなり甘いコースだったが、バットの芯には当たらなかったようで平凡な中飛に倒れた。
打球を打ち上げた坂本は一塁へ走り出す際、捉えきれなかった悔しさからか右手に持っていたバットを前方へ投げ捨てる。バットは数回転しながら、一本間の中央付近まで転がっていった。
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この坂本の態度に、ネット上では「今の坂本の姿は見てて不快だった」、「凡退したのは自分のせいなのに何やってんだ」、「悪いのはバットじゃなくて自分のスイングだろ」、「打ち損じて苛立つのは分かるが道具に八つ当たりするのは良くない」、「跳ねたバットが当たって怪我でもしたらどうするんだ」、「悔しい思いはバットじゃなくてプレーにぶつけるべき」といった批判が寄せられた。
「坂本がバットを投げ捨てた5回裏の場面ですが、巨人は前のイニングまでにピーターズから5安打を放ちながら、得点は2回裏に岡本和真が放った25号ソロによる1点のみ。坂本個人も1回裏1死の第1打席でバットを折られ三ゴロ、3回裏2死の第2打席では空振り三振と攻めあぐねていました。こうした中、第3打席では絶好球を打ち損じてしまった形になりました。坂本はバットやグローブといった道具は手入れを欠かさず大事に扱っていることで知られる選手ですが、今回に関してはピーターズ攻略のこれ以上ないチャンスを逃してしまったと思わず感情が出てしまったのでは」(野球ライター)
前日2日のヤクルト戦では今季初の2打席連続本塁打をマークするなど、「3打数3安打・3打点・1四球」と大活躍を見せた坂本。ただ、3日は7回裏2死二塁の第4打席も左飛に倒れ、「4打席無安打・1三振」といいところなく終わっている。
文 / 柴田雅人