直木賞こと直木三十五賞は、芥川賞と並ぶ有名文学賞として知られる。上半期は前年12月1日から5月31日までに発表された、大衆性のある長編小説もしくは短編集が対象となる。太田の『笑って人類!』は3月発売のため、直木賞を狙っていたと言えるだろう。だが、先日発表された候補作に太田の名はなかった。
太田は「しかし、『笑って人類!』も直木賞の候補にしとけりゃ良かったのにな……」と愚痴り、田中裕二から「また何を言い出したの、急に」と驚かれていた。
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続けて、太田は「あれ寸評がそれぞれ選考委員の、なぜこれを選んだか。それ全部の作品が出るんですよ。これどこがダメだったのか。そういうのをさ、俺は読みたかったわけだよ。俺がなぜダメなのかをさ」と不満を述べた。太田は「ダメ出し」であっても、プロの作家たちによる評価を欲しているようだ。
さらに、太田は「伊集院静とかあの辺いるわけだろ。偉そうな奴らが。ふんぞりやがって。何のつもりなんだよ、お前ら」と選考委員を名指しで批判。これには田中から「ふんぞり返ってるかどうかわからない」「『候補に上げりゃ良かったのにな』じゃないよ」とツッコミを浴びていた。また、太田は「そういうの(批判)を俺は受け入れるわけ。また伸びるんだから、俺は」と残念がっていた。
この日の放送では、かつて太田の小説を酷評した辛口書評家の豊崎由美氏の書評も紹介。豊崎氏が『笑って人類!』に関しては「確実に進歩している」と高評価を与えたことに、太田は「嬉しかったね」と喜んでいた。
これには、ネット上で「太田さんの小説はタレント本的なものとも違うからな」「太田のオヤジの純朴な文学青年っぷりが爆発しまくった回だな」といった声が聞かれた。