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オリラジ中田が指摘した松本人志監督作品の不況ぶり 映画だけはタブー?

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オリエンタルラジオ・中田敦彦

 お笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦が、5月29日に更新したユーチューブの動画で「【松本人志氏への提言】審査員という権力」と題し、ダウンタウン・松本人志に対する持論を展開した。
 
 中田は話の流れで、松本が「IPPONグランプリ」(フジテレビ系)、「人志松本のすべらない話」(同)、「キングオブコント」(TBS系)など、若手を審査する番組に多数出演していることを指摘。「松本さんは審査員をやり過ぎてしまっている」と結論付けた。

 さらに、「松本さんに対して何も物が言えない空気ってすごいある」と切り出した。その上で、「松本さんの映画が面白いか面白くないかって誰も言わないんだよ芸人が」、「(芸人は)あんだけラジオやってるのに、絶対見てるんだよ松本さんの映画。なのにそれが面白かったか面白くなかったかを全員が押し黙ったように口をつぐんでるんだよ」と松本人志監督に対しても物申した。

 >>オリラジ中田「良い夫やめました」宣言は“モラハラ”なのか?「夫婦の頑張りを否定するもの」という夫側の声も<<

 「この動画は5月31日昼過ぎの時点で再生回数が197万回に達したが、芸能界のタブーを破ったため、相方の藤森慎吾も5月30日に自身のユーチューブで苦言を呈した。しかし、映画についての中田の発言は正論ではある。しかし、炎上狙いとの指摘も多く真面目に受け取られないのでは」(芸能記者)

 松本は2007年公開の「大日本人」で映画監督としてデビューし、脚本を手掛けた。以後、「しんぼる」(09年)では主演・監督・脚本、「さや侍」(11年)では監督・脚本、「R100」では出演し、監督・脚本を手掛けたが、以降、監督業から手を引いてしまった。

 「もともとは、北野武監督として世界に名を轟かせたビートたけしにあこがれ、監督デビュー。『大日本人』は興行収入11.6億円を記録したが、製作費は10億円で大赤字。『しんぼる』は興収4.7億円、『さや侍』は6.3億円。『R100』は大森南朋、大地真央、寺島しのぶら豪華キャストを揃えたものの、わずか2.0億円。松本監督の心が折れてしまったかもしれない」(映画業界関係者)

 北野武監督は偉大だったようだ。

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