かつてジャニーズ事務所に所属していたカウアン・オカモト氏が、創業者のジャニー喜多川前社長から性被害を受けたと告発した問題で昨日、藤島ジュリー景子社長が動画でコメントを発表。叔父に当たるジャニー喜多川前社長の性加害問題について謝罪した。一方で、告発内容の事実認定は避けた。
同事務所は書面でも、この問題を知らなかったのかという質問に対し、「知らなかったでは決してすまされない話だと思っておりますが、知りませんでした」と説明。タレントのプロデュースをジャニー喜多川氏、会社運営の全権を姉のメリー喜多川氏が担っていたことから、2人以外には知ることのできない状態が恒常化していたと釈明した。
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さらに、「被害を訴えておられる方々、精神的に苦しんでおられる方々に対しては、カウンセラーをはじめ、専門家の力もお借りしつつ誠実に向き合ってまいります。それをやらずして、私たちに未来はないと考えております」と宣言していた。
月曜レギュラーでタレントの石原良純は、カウアン氏の告発に対して「勇気ある発言だったと思うんです。立ち上がるということはね」と称えつつ、「それだけ時代は変わっていくんだなという感じで見ていますけど。まあ、これから先のことなんでしょうね。これからどうなっていくかが大事なんじゃないですか」と過去のことよりも今後の事務所に期待していた。
続けて、玉川氏は「藤島社長がこういう風に謝罪をしたことは、とても大きな事だと思うし、大きなステップを踏み出したという風に思います。やっぱり今後なんですよね。今回コメントされたことを、きっちり進めて行けるか、自ら検証して進めて行けるか。その際、被害を訴えられている方を第一に考えて進めて行けるかどうかがポイント。ジャニーズの未来は、そこが決めるんだと思います」と語っていた。
ジャニー喜多川氏が残した暗部に迫るというより、今後に期待した玉川氏。政治に対する激しい舌鋒は鳴りを潜め、幾分ソフトな語り口だった。ネットでは「被害者のいる犯罪は過去のことなのに未来が大事なの?」「自浄作用に任せて終わりかよ?」「歯切れが悪くてガッカリ」「無難なことしか言えない」といった声が寄せられていた。