小泉は2020年に検察庁法案改正に関して、抗議の意思を示すなど政治的な発言を行い、物議を醸してきた。さらに今年5月の『朝日新聞』(朝日新聞社)のインタビューで、自身の発言が政治的と言われることには、特別な意識はなくむしろ思いを素直に表明する「国民的発言」ではないかとも語っている。普段、政治的な発言をしない芸能人や著名人がそうした態度を取ることが賛否を巻き起こしていると言えるだろう。
小泉は自身の発言がネットで炎上したことには「私はSNSをやっているんですけど、わざわざ私のアカウントまで来て何かするってことはなさらないんですよね」と語り、むしろ自身の発言を元にネット上の別の場所で議論が起こっている現状を語った。
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小泉としては多様な意見が飛び交うことは決して悪いことではないと考えているようで、「明るいところでそういうことが行われているのはいいのでは」と語った。小泉は「私は何を言われようと、それに耐えられるくらいの厚かましさは持っているので」ともコメントしていた。
もともと小泉は芸能人として、誹謗中傷を受けてきたという。「普段からドラマから何から公の場所に出たらいつも言われています。『老けた』『太った』『劣化した』。そんなのは何をやっていても言われるというのが前提であるので、そういう言葉で傷つくというのは特にないです」と語った。これにはMCの大竹まことも「強い!」と小泉のメンタルを絶賛していた。
これを受け、ネット上では「小泉今日子さんの肝の据わり方が半端じゃなかった。しびれるくらいカッコ良かった」「小泉さん自分の言葉で話してくれているのが伝わってきました」といった小泉のスタンスを絶賛する声が多く聞かれた。一方で、「世の中のほとんどの人はキョンキョンほど覚悟も何もないんだけど、そういう人達の力が必要な時どうしたらいいんだろう」といった疑問の声も聞かれた。