9日の中国戦と10日の韓国戦はTBS系、11日のチェコ戦と12日のオーストラリア戦はテレビ朝日系で放送された。
その結果、中国戦(午後8時9分~同11時)は世帯視聴率41.9%を記録。
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そして、過去のWBC中継でいずれも高視聴率を記録していた韓国戦だが、11日の放送(午後7時37分~同11時19分)は44.4%を記録。WBC中継としては日本テレビ系で放送された06年決勝の日本・キューバ戦の43.4%を上回る歴代最高の数字を記録することになった。
11日のチェコ戦(午後7時9分~同9時54分)は43.1%、12日のオーストラリア戦(午後7時8分~同10時)は43.2%を記録した。
「TBSとテレ朝のWBCバトルも注目されたが、ほぼ互角の数字。カード的には韓国戦がないテレ朝の方が不利かと思われたが、毎試合に投手か打者で出場した大谷翔平選手に対する注目度の高さもあり、全試合40%超えを記録。テレ朝が午後6時30分から放送する16日の準々決勝・イタリア戦、米国ラウンドで日本時間午前8時からとなるTBSが放送する準決勝、テレ朝が放送する決勝がどこまで高視聴率を記録するのかが注目される」(放送担当記者)
ちなみに、昨年開催されたサッカーW杯の日本代表の視聴率だが、最高はテレ朝系のコスタリカ戦の42.9%で年間最高視聴率を記録。大金星をゲットしたNHKのドイツ戦は35.3%、フジテレビ系のドイツに続いて大金星をゲットしたスペイン戦の後半は早朝にもかかわらず28.7%、ベスト16で敗戦したクロアチア戦は34.6%。コスタリカ戦以外は深夜から早朝にもかかわらずの高視聴率だった。
「サッカーのW杯では2試合を中継したフジがしてやったりで、中継できなかった日本テレビとTBSは運がなかった。ところが、WBCはTBSが大当たり。そして、日テレは今年開催されるバスケットボールの世界大会とラグビーのW杯を放送し、それなりの高視聴率が期待できる。フジは今年はスポーツ中継は〝外れ〟だった」(テレビ局関係者)
今後、フジはスポーツ中継をさらに強化しそうだ。