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スポーツとごみ拾いを組み合わせた「スポGOMI」。アニメでスポGOMIのカリスマ的プレイヤーのトキオを演じた柄本は、「時生がトキオをやるのをどうすればいいかすごく考えました。スポーツでゴミ拾いというのが面白いと思って。やらなくてはならないことを競技化するのはすごい発想だなと思って感動しました」と率直な感想を語った。
トークセッションでは、スポGOMIの考案者である⼀般社団法⼈ソーシャルスポーツイニシアチブ・馬見塚健⼀代表理事も参加。「2008年から競技をスタートして、今年、日本を含む21か国でワールドカップが開催されます。国内では47都道府県で予選を行い、10月末に代表チームを決めて、11月末くらいに東京で決勝を迎えます」と壮大な計画を明かした。
海洋生物に深刻な被害を与える海洋ゴミの8割は陸から流れ込んでおり、スポGOMIでその量を減らすことが海洋問題の解決に直結する。日常のゴミを減らす取り組みについて、「布は捨てずに取っておきます」(柄本)、「エコバッグを使うようにしています」(照井)、「スーパーやコンビニで、はしやスプーンをもらわなくなりました」(菅沼)、「自炊を増やしたらゴミを出す頻度がぐっと減りました」(厚地)、「釣りが好きで釣り糸が捨ててあったら回収しています」(松風)とそれぞれ意識して取り組んでいると話した。
アニメには日本財団の笹川陽平会長も本人役で出演。挨拶に立った笹川会長は「海洋問題は世界中で問題になっています。ゴミをいっぺんでも拾ったことがある人は、ゴミを捨てなくなるんです。世界で最も美しい国と言われる日本が、スポGOMIを通して、さらに美しい日本として、世界のモデルになることを期待しています」とスポGOMIの普及に期待を寄せた。
(取材・文:石河コウヘイ)