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シリーズ累計発行部数160万部突破の人気児童書「らくだい魔女」シリーズ(作・成田サトコ 絵・千野えなが、ポプラ社刊)を初アニメ化した本作は、見習い魔女として魔法学校で修業するフウカと、幼馴染の王子や親友のお姫様達のワクワクする冒険や恋模様を描く魔法の国の物語。
壇上では本作のストーリーに絡め、「もし魔法が使えたら」のお題でトークが行われたが、主人公で風を司る銀の城のお姫様・フウカを演じた井上は「動物とお話ができる、空を飛べる、お花とかの声が聞けたら素敵だなって思います」と愛らしい回答で会場を和ませる。一方、フウカの幼馴染で時を司る青の城の王子・チトセ役の田村は「深海に潜りたいです」と意味深な回答。「息もそうですし、圧力に負けない体が欲しいです。海の秘密はほとんど解明されていないので、海の底でも見える目が欲しい」と笑顔で話した。
フウカの親友で植物を司る緑の城のお姫様・カリン役の石見は「瞬間移動の力が一番欲しい」と発言。黒の城の王子で謎めいた存在・キース役を演じた小野は「空飛ぶとかもいいなって思うけど……」と迷いつつ、「透明になるというのも経験したい」と少々訳ありそうな発言。女性三人(井上・田村・石見)が下心を探るように、透明になりたい理由を問うと、「例えばこういう場でもいいですけど、透明になって(話している人の)マイクを奪ってみるとか。この場で言えるのはそれくらいしかないので」とその理由も明かして笑わせた。
作品について問われると、井上は「フウカちゃんはドジっ子で周りを巻き込んで大きなことを繰り広げる天才。でも、実は心の優しい子。相手を信じたいって気持ちが力になるということを教えてくれる存在」とフウカのキャラクターについて説明。その上で、「毎日生きている中で、苦しいことや辛いこともあると思うのですが、見ていただいた皆さんにはきっと素敵にな魔法がかかっていると思います。ハッピーになろうと思って劇場に通って頂ければと思います」と呼びかける。
田村も「絵も素晴らしいし、話も面白いし、何度も見ていただける作品。次もあるんじゃないかと信じています。私もチトセをまだまだ演じていきたいです」とコメント。石見も「改めて、すごく素敵な作品に携われたって嬉しい気持ちになります。映画をたくさん盛り上げて、たくさん応援していただいて、これからもカリンちゃんを演じていきたい」と話していた。
(取材・文:名鹿祥史)