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同作は1960年代の高度経済成長期の日本を舞台に、中学生だったルパンの活躍を描く動画配信サービス・DMM TVのアニメーション作品。イベントにはMCとして、「ルパン三世」の大ファンだという柳原哲也(アメリカザリガニ)も登壇した。
畠中はルパンの声を自分が演じることにプレッシャーがあったと言うが、配信後はファンからの声に救われたと回顧。「ルパンをファーストから見ているという世代の人もいるから、その人たちから『ルパンだ!』って言ってもらえたのが嬉しかったです。その人たちの声がありがたかった」と嬉しそうな表情を見せる。
畠中は「6話の収録の後、この日々が終わるのかと思うと悲しくて悲しくて……」とアフレコが終わるのも辛かったと述べ、「監督もルパンが大好き。誰よりも愛がありました」と監督との二人三脚での作業も懐かしそうに振り返る。「監督からは、『今までのルパンも大事にしつつ、完成していないルパンだから、そこは縛られすぎず』って声をかけてもらったんです。懐の広い演出をしてくれたんですけど、そのキャッチャーミットを広く構えた演出が僕にとってはやりやすかったです。リスペクトしながらも、僕たちのルパンを探していかなければいけないって思って演じていました」と振り返った。
武内も畠中同様、配信後のファンからの声に救われたと言い、「ファーストからのファンの方が老若男女いて、そういう方からお手紙をもらえて一安心でした」と話す。また、武内はアフレコで畠中の声にルパンが宿ったと感じた瞬間に本作の成功を確信したと言い、「第一声が祐だったんで、最初の祐の声を聞いた時に行けるかなって思いました。『よござんす!』から始まるんですけど、その声が良くて」と畠中の奮闘を讃える。畠中も「一言目は緊張しました」とこれに照れ臭そうな表情。「アフレコ現場はすごい空気ですよ。これ(第一声)で俺がルパンになれるかが決まるって緊張がありました」とその第一声の収録を懐かしそうに紹介した。
行成は「私は元々『ルパン』シリーズの大ファン。お兄ちゃんも好きで、『お前出るってどういうことだ』って」と本作への出演が決まった時のことを回顧。また、クリスマスを前に「登場人物で一緒にクリスマスを過ごすなら誰がいい?」と問われると、「一緒に過ごすなら次元です」と即答して笑顔を見せていた。
(取材・文:名鹿祥史)