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窪塚は“聴く映画”の触れ込みで制作されたオーディオエンターテインメントコンテンツ「アレク氏2120」(堤幸彦監督)のキャストとして登壇。同席した声優の山寺宏一、梶裕貴、声のみで出席した三石琴乃らとともに、同作の公開アフレコを披露した。同作はAmazonのオーディオブック「Audible」で今後配信される。イベントには堤幸彦監督も登壇した。
窪塚は「堤監督が大阪に遊びに来てくれて、2人でお酒を飲んでいる時にオファーをもらいました。映画の時は台本を読んでお返事しますという感じでどんな近しい監督でもそうするんですけど、今回は“聴く映画”ということで興味が湧き、食い気味に秒でやることを即答しました」と本作のオファーの経緯を紹介する。
「声優は素人」だと自分では思っているといい、「実写の吹き替えはやったことがあるけど二度とやるかと思っていたんです。でも、アニメならやりたいなとか、興味は持っていました。今回、スタジオで山寺さん、梶君が声を入れる後ろでやらせてもらって、2人の背中がヒマラヤ山脈を見ているようで。2人を見てやるのはプレッシャーでした」と収録も振り返る。
「梶くんの雄叫びや山寺さんの手が動く仕草はラッパーみたいだなって思ったり、刺激をもらって、すごく楽しかった。淡々と喋る感じも結構大変。(三石含め)お三方の台本のめくり方も面白くて、ああ、こうやって体でめくるんだってとか勉強になりました」と声優陣との収録を楽しめたという。
窪塚は「この作品に関われたことが嬉しい。新しい可能性、新しい世界を感じられる作品。皆さんもぜひ聴いてほしい。こういう世界もあるのかと思ってもらえるので。声優の仕事も楽しかったので、今後も仕事をお待ちしています」と述べ、今後の声優業にも意欲的な姿勢を見せていた。
(取材・文:名鹿祥史)