「ワンワンの旅」は人気タレントが、ネタ探しに長けた「超能力犬」と一緒にロケを行う企画。この日は大の動物好きとして有名なDAIGOとゴールデン・レトリバーの「キラ君」が登場。ふたりで埼玉県越谷市にネタ探しの旅に出た。
DAIGOは『天才!志村どうぶつ園』(同)でレギュラーを長年務めていたこともあり、動物ロケはお手の物。初対面のキラ君ともすぐに仲良くなりロケは順調に進んだ。
だが、物議を醸したのはキラ君の声の吹き替えだった。
この日、吹き替えは『鬼滅の刃』などに出演している人気声優・下野紘が担当。超能力犬の吹き替えは以前、同じく人気声優の花江夏樹が担当していた。
下野による「キラ君の吹き替え」は訪れた店や場所などの歴史、見どころを紹介する役割を担っていたのだが、下野演じるキラ君のキャラクターが、画面で見るキラ君と明らかに違っていた。ネットでは「正直、ナレーションいらない」「なんでこんなキャラなの?」といった声が相次いでいた。
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例えば、DAIGOが食レポしようとする際には、「食レポくらい頑張ってねDAIGOくん!」とハッパをかけ、またキラ君が名所を説明する際は「わかったかな?DAIGOくん」と常時上から目線だった。
画面で見るキラ君は特にわがままな犬には見えなかったようで、ネットでは「下野の声が合ってない」といった声が続出してしまった。
また、キラ君が「どうも!彼女募集中のキラでーす!」「ちょっと待ったー!ここの歴史は僕に説明させてくれー!」と大声で叫ぶシーンも。視聴者は現実のキラ君のイメージとかけ離れていると指摘。「下野さんの声は好きだけど正直、合わない」「原稿を書いているスタッフがあまりにわかってないだろ」などと不評だった。
下野は多くのアニメで「声の明るい少し騒がしいキャラ」を演じており、キラ君も同様のキャラで演じることになったのかもしれない。だが、安易に声優人気に乗っかるのではなく、きちんと犬の個性を見てキャスティングしてほしいところだ。