警察によると、男は5日午後1時40分頃、松江市の路上で正当な理由なく、刃体約16.5センチの包丁を携帯していた。様子を見た通行人が警察に通報して、事態が発覚。駆けつけた警察官が取り押さえ、銃刀法違反(所持)の疑いで現行犯逮捕した。
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なぜ、刃体16.5センチという殺傷能力が高い包丁を所持していたのか。警察の取り調べに対し、男は「包丁を持っていたことに間違いない」と容疑を認め、動機については「自殺をするために持っていた」と話したとのことだ。
この事件に、ネットユーザーからは「認知症とも思えるが、孤独のあまり刃物を持って無差別殺人を企てていた可能性もあった。迅速に逮捕されて良かった」「銃刀法違反であることは間違いない。ある意味では自殺を止められたとも言える。今後の自分と向き合ってほしい」「死を望む人に対してどのように対処していくか。これも日本の社会問題になってきているのかもしれない」などの声が上がる。
一方で、「87年生きてきて自殺したいと思わせる社会はどうかと思う」「自殺しようと思っていたということは、何か困ったことがあったのではないか。弱者にも優しい世の中になって欲しい」などの指摘も出ていた。
現状、供述が真実であるか否か微妙なところだが、男の主張が仮に事実だとすれば実に寂しく、また恐ろしい話である。