search
とじる
トップ > スポーツ > 侍ジャパン・栗山監督、吉田選考の裏話明かし驚きの声「辞退あり得たのか」 異例のWBCメンバー入り実現のワケは

侍ジャパン・栗山監督、吉田選考の裏話明かし驚きの声「辞退あり得たのか」 異例のWBCメンバー入り実現のワケは

pic pic

栗山英樹監督(写真は日本ハム監督時代)

 19日放送の『みんなのスポーツ』(テレビ東京系)に、侍ジャパン・栗山英樹監督がVTR出演。ボストン・レッドソックスのプロ8年目・29歳の吉田正尚にまつわる裏話を明かし話題となっている。
 
 番組では栗山監督が野球解説者・中畑清氏(元DeNA監督)を聞き手に、3月に控えるWBCでの投手起用法や、大会に臨むにあたり選手たちに伝えていることなどを語るVTRを放送。その中で、栗山監督は吉田をWBCメンバー入りさせる際にあったやりとりを明かした。

 >>大谷翔平、開幕前に同僚を一喝?「優勝できるわけない」 球界OBも驚愕、栗山監督が明かした日本ハム時代の裏話が話題<<

 吉田はプロ入りした2016年から2022年までオリックスでプレーし、「762試合・.327・133本・467打点」といった通算成績をマーク。この実績を買われ、昨年12月に5年総額9000万ドル(約120億円)でレッドソックスにポスティング移籍。その後今年1月26日にWBCメンバー入りが発表されている。

 具体的な時期は不明だが、選考について吉田と話し合いの場を持ったという栗山監督。「メジャーへの対応、あの松井秀喜(元ニューヨーク・ヤンキース他)でさえ時間かかったから、今回はやめた方がいい」と最初は吉田のためを思って辞退を勧めたというが、吉田は「メジャーでやるのも夢だったけど、今回のWBCも本当に夢だったんです」と出場を熱望してきたという。

 これを受け栗山監督は「絶対に出られるという保証は全員ない」と出番がない可能性もあると伝えたが、吉田は「監督何言ってるんですか、当たり前じゃないですか。ジャパンですよ? 調子悪かったら出られないですよ」とチーム内競争は覚悟の上だときっぱり返答。一連の言葉を聞いた栗山監督は「これが正尚かって思いました。すごい魂を感じた」と吉田の熱意に胸を打たれたと語った。

 栗山監督が明かした吉田のやりとりに、ネット上では「最初は不出場を打診してたとは知らなかった」、「吉田の返答次第では大会辞退もあり得たのか」、「MLBの環境に慣れるよりもWBCを優先するのはやる気が凄すぎる」、「出場機会の有無にかかわらず日の丸を背負いたいって思いは頼もしい」といった反応が寄せられた。

 「侍ジャパンはWBCに過去4度(2006,2009,2013,2017)参加していますが、渡米1年目で同大会に参加した選手は過去にゼロ。大会に参加すると、日本とは調整方法、使用球、プレースタイルなど様々な違いがあるメジャーの野球へ適応する時間が足らなくなるなどの理由で、断腸の思いで出場を辞退した選手も少なくありません。こうしたリスクをいとわずに出場を直訴した吉田の熱意に驚いたファンも少なくなかったようです」(野球ライター)

 現在アメリカで調整中の吉田は、3月4日に侍ジャパンに合流する見込みと伝えられている。2009年大会以来の世界一奪還を狙うチームで果たしてどのような働きを見せるのだろうか。

文 / 柴田雅人

関連記事

タグから探す


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ