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「沈黙の艦隊」実写化も動画配信サービスのおかげ? 資金力に飲み込まれそうな大手映画配給会社

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大沢たかお

 俳優の大沢たかおが今月25日、都内で行われた動画配信サービス・Prime Video新年発表会に出席し、主演とプロデューサーを務める映画「沈黙の艦隊」(吉野耕平監督)を9月29日に劇場公開することを発表した。

 同作は1988~96年に「モーニング」(講談社)で連載されたかわぐちかいじ氏原作の人気漫画の実写映画化で、戦争や平和の意味を問い掛ける壮大な物語。連載中は国会で論争が巻き起こるほどの影響力があった。

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 原子力潜水艦の艦長・海江田を演じる大沢は「とてもスケールが大きい作品なので、本当に映画化できるのか、半ばあきらめたこともあった。今でも信じられない。観た人が言葉を失うような日本映画にできれば」と声を弾ませた。

 かわぐちかいじ氏は当初、映画化に懐疑的だったそうだが、その後、撮影現場を見学したことで、「海江田は大沢さんだ。海江田がいた。今は楽しみで仕方がない」と期待を寄せた。

 「海上自衛隊が全面強力で、本物の潜水艦を使って撮影するというスケールのデカさ。製作はPrime Videoだが、配給は大手の東宝。東宝の製作ならば予算の問題で企画自体が実現するのは難しかったはず。しかし、Prime Videoの資金力がそれを可能にしてしまった」(会見に出席した記者)

 ここに来て、Netflixなどほかの配信サービスも映画製作に取り組み始めたが、大手配給会社は資金力に飲み込まれることになりそうだという。

 「自社単独で映画化できない場合、動画配信サービスと組んでビジネスをした方が大きなメリットがある。『日本アカデミー賞』の選考基準はあくまでも劇場公開された作品だが、そのうち、受賞作が動画配信サービス資本で製作された作品ばかりになってしまうのでは」(映画業界関係者)

 いくら低予算でアイデア勝負しても、資金力たっぷりのスケールの大きな作品とまともに勝負するのは難しそうだ。

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