同番組は、様々な分野の天才たちがドッキリの仕掛け人となり、人を操ることができるのか検証する、アカデミックなドッキリ番組。岡野がダマされたネタが、「大御所俳優との共演で5回連続同じNGを出させよ」というもの。
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設定はこうだ。山下真司演じる「デカ長」が池のほとりで、殺人犯と、お互い銃を持ち対峙。山下は遺族の悲しみを切々と語り、思い余って引き金を引く。すると、池の向こう側の土手で仲間の刑事と様子を見守っている“おバカ”な部下・岡野が、銃声に驚き、「デカ長~!」と言いながら池へと落ちてしまうというシーン。
岡野とともにデカ長を見ているのは、我が家・杉山裕之と谷田部俊、そしてフルーツポンチ・村上健志。だがここで、ある驚くべき仕掛けが。何と、岡野だけにしか聞こえない直進性の超音波スピーカーを、彼の背後の草の茂みに仕込んでおき、銃声を聞こえさせるというのだ。
岡野はもとより、我が家の2人と村上、そして山下さえもこのドラマをドッキリとは知らされず、普通のドラマと思って本気で演じている。だが、そんな緊迫した雰囲気で、山下の長ゼリフ中、池にフライングで飛び込んでしまう岡野。
これに山下は驚いて振り向き、呆気に取られる。岡野は全身ズブ濡れになりながら、池の向こうの山下に申し訳なさそうに謝るも、自分だけは銃声を聞いているため、「えっ早かったですか?」とプチパニックに。
池から這い上がり、着替えて髪の毛を乾かすこと15分。テイク2に入るも、再び山下のセリフの途中で池に落ちてしまう岡野。そしてこの悲劇が、何と計5回も繰り返されるのだ。
最初は温厚だった山下も次第にイラつき始め、また、我が家の2人と村上もあくまで和やかに接していたが、次第に岡野に呆れ始め、不審がる。そのたびに岡野はズブ濡れになり、謝罪する。現場は重苦しい空気になり、岡野に冷たい視線が注がれる。
ネタバラシされた後、ようやく誤解が解けた山下は笑顔になっていたが、ネットでは「これは見るのつらいわ…」「ただのいじめじゃんもう」「これはただの岡野イジメ」「かわいそうすぎる」「笑えない」「これ山下真司も含めて演者全員知らないんだよね? せめて山下には教えといてやれよ…空気悪くなるの見てられない」など厳しい指摘が相次いでいる。