この日『しゃべくり007』は「女芸人がキュンキュン 憧れのスターが歌って踊る」という内容で、清水ミチコ、椿鬼奴、大久保佳代子ら女性芸人が若い頃に憧れたアイドルや国民的歌手と対面する企画が放送された。
>>『しゃべくり007』で露骨な忖度?“辞めジャニ”の存在を消したVTRに大ブーイング<<
スタジオにはゲストのリクエストで、1900年代前半にブレイクした歌手のGAOや元光GENJIの内海光司らがスタジオに登場。全盛期と変わらぬパフォーマンスを見せ、大いに盛り上げた一方、椿鬼奴がリクエストした少年隊およびフォーリンラブのバービーがリクエストした竹原ピストルはスタジオには登場せず、ラスト近くにテロップで「少年隊、竹原ピストルさんはスケジュールなどの都合がつきませんでした」とアナウンスが流れたのみであった。
ネットでは、竹原ピストルはともかくジャニーズ事務所所属の「少年隊」の出演断念には「闇が深い」と大きな話題になったのだ。
何故なら少年隊は、メンバーの東山紀之以外の2名(錦織一清、植草克秀)は2020年12月31日いっぱいでジャニーズ事務所を退所。メンバー脱退により実質的な解散状態にあるが、「功績と少年隊そのものは残したい」というメンバーおよびジャニーズ側の意向により、「存在はしないが名前だけはジャニーズ事務所所属」というかなり変則的なグループになっている。
そのため、番組テロップで表示された「スケジュールなどの都合がつきませんでした」という表記には「スケジュールOKなら出れたの?」「『など』に闇を感じる」「都合がついたら出してくれたの?」「出ないと最初から分かってた」「ヒガシ以外のメンバーもダメだったの?」「なんかモヤモヤする」といった声が相次いだ。
現にスタジオでは、内海光司(現在もジャニーズ所属)が「光GENJI」という解散済みのグループ名で登場したので、東山もスケジュールさえ合えば出演も可能だったではないか、とも推測される。だが、「少年隊」は2008年から3人で揃う機会は全く無くなっており、東山自身も少年隊時代の話題は出さなくなっていて、実質的な解散前から少年隊はジャニーズ内でも「腫れ物」のような扱いになっていたようだ。
仮に東山以外の2名のスケジュールがOKでも、「少年隊」名義で出演する事は難しかったのではないかと思われる。
果たして、番組が提示した「スケジュールなどの都合がつきませんでした」はどこまで本当だったのだろうか?