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巨人、今オフ韓国球界から助っ人獲得? 西武・森と同時並行で調査進行中

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原辰徳監督

 国内フリーエージェント市場(以下=FA)が騒がしくなってきた。

 日本シリーズが終了し、10月31日からFA有資格者の権利行使の申請期間が始まった。かねてから米球界挑戦の希望を強く持っていたソフトバンク・千賀滉大が「申請書類」を“受付初日”に提出。しかし、注目は「国内市場」だ。

 “2人目の権利行使者”は誰になるのか…。目下、各球団が警戒を強めているのは、原巨人の出方だ。

 埼玉西武・森友哉捕手の動きに、注視――。巨人も獲得を狙っているという。

 「西武球団は慰留説得を続けてきましたが」(関係者)

 一部報道によれば、日本シリーズ覇者のオリックスも熱視線を送っているそうだ。補強資金が豊富な巨人、オリックスの両球団が出て来るとなれば、マネーゲームとなるのは避けられない。

 >>西武・森、FA行使報道に「先輩引き留めておいて…」ファン落胆 昨オフの更改後コメントに再注目、当時から移籍を想定?<<

 前出の関係者によれば、“宣言残留”も認めるとのこと。つまり、巨人、オリックスの評価と提示条件を聞いた後、西武は“釣り上げ交渉”にも応じるというわけだ。

 「巨人は育成に方向転換したと聞いていましたが。それに、補強ポイントはピッチャーだったはず」(前出・同)

 巨人の森獲得説に首を傾げる声も聞かれた。

 しかし、原辰徳監督は一部の関係者、OBに意味シンなことも語っていた。

 「今年は(補強資金が)少しあるみたいなんで」OBの岡崎郁氏がMC役を務めるネット番組でもそんなニュアンスの発言もしていた。

 今季のチーム打率2割4分2厘は、リーグワーストだ。しかし、チーム防御率3・69もワーストであり、エース・菅野智之の33歳となった年齢を考えれば、やはり、補強は投手優先とすべきだろう。

 「投手補強は外国人選手をアテにしているのではないか。今季はポランコ、ウォーカーの優良外国人選手を見つけ、その新しい調査ルートから良い知らせが来ているのかもしれません」(前出・スポーツ紙記者)

 韓国プロ野球(KBO)でもポストシーズンマッチが行われている。現地スポーツメディア「ワールドスポーツ」によれば、LGツインズとSSGランダースのシーズン終盤15回戦が行われた際、「4人の海外スカウトが来ていた」と報じていた。さらに、

 「LGのケイシー・ケリー、SSGのウィルマー・フォントの視察が目的だろう。4人とはヤンキース1人、Dバックス2人、NPBの巨人所属者。NPBスカウトは強い関心を持った選手がいる時にだけ来る」

 と、意味シンな文言も見られた。

 ケリー、フォントの2人は、MLBではチャンスを掴めず、KBOでブレイクした米国投手だ。両右腕とも投手タイトルを争うチームのエース格である。

 「韓国球界を経由し、巨人入りした米国投手を挙げると、サンチェス(21年退団)がいます。でも、2年間で13勝しか挙げていません。ケリー、フォントは変化球主体でタイプは異なりますが」(現地関係者)

 西武・森とKBO投手が東京ドームでバッテリーを組むのだろうか。巨人の補強が気になる。(スポーツライター・飯山満)

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