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巨人戦力外・山口に「そんなこと言える立場か」と批判 退団挨拶後に明かした移籍先希望に呆れ声

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 来季の契約を結ばないことが25日に球団から発表されたプロ16年目・35歳の山口俊。翌26日に伝えられたコメントがネット上で物議を醸している。

 報道によると、山口は26日に二軍本拠地・ジャイアンツ球場を訪れ、秋季練習中の選手・首脳陣に退団の挨拶をした。その後に応じた取材の中で「トライアウトを受けるつもりはないです。その中でも現役というところをめざして、トレーニングは続けていこうと思っています」、「できれば日本というのが優先順位が高い」と、今後はトライアウト(11月8日)は受けずに国内他球団からのオファーを待つ意向を明かしたという。

 山口は横浜・DeNA(2006-2016)、巨人(2017-2019,2021-2022)、トロント・ブルージェイズ(2020)、サンフランシスコ・ジャイアンツ(2021/傘下マイナー)でプレーし、今季までに日米通算で「460登板・68勝70敗26ホールド112セーブ・防御率3.46」をマーク。ただ、今季はシーズン前半に左膝、後半に右膝をそれぞれ故障した影響もあり、一軍では「1登板・0勝0敗・防御率0.00」、二軍でも「23登板・1勝2敗3セーブ・防御率4.03」とほとんど結果を残せなかった。

 >>巨人・桑田コーチのグータッチに批判「無神経すぎて呆れる」 危険球退場の山口を称賛? メンタルケアの一環と反論も<<

 この山口のコメントを受け、ネット上には「トライアウト受けません、NPBがいいですってのは厚かましすぎるだろ」、「なんでちょっと上から目線で偉そうな態度なの」、「今年ほぼ働いてないのにそんなこと言える立場か」、「不振で首切られてるのに、アピールはせずに吉報を待つなんて悠長過ぎる」、「数字サッパリでトライアウト受ける気概もないなんて選手はどこも獲らないのでは」といった批判が寄せられた。

 傲慢な考えだとして物議を醸している山口だが、一部からは「もうどこかの球団と接触してるからこんなに自信ありげなのか?」といった推測も上がっている。球界では各球団のスカウトが他球団選手の評価をシーズン終了までにおおむね出し終え、退団選手の中に目ぼしい選手がいればトライアウトを待たずに獲得に動くことが一般的とされている。山口は今季不調だったものの、2019年には投手三冠(最多勝、最多奪三振、最高勝率)に輝くなど実績は豊富なため、既に水面下で獲得調査などを行っている球団がいる可能性もゼロではなさそうだ。

 26日の報道では「しっかりトレーニングもやってきて、8割、9割は戻ってきている。これからはもう一つ、もう一つの強度を上げていければ問題ない」と、コンディション面はもう問題ないと強調したという山口。今後、国内他球団への移籍が実現することは果たしてあるのだろうか。

文 / 柴田雅人

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