玉川氏19日の同番組の放送で、スタジオではなく局内の報道フロアに1人で立ち、「私の事実誤認のコメントにより、ご迷惑をおかけした電通および菅前総理大臣に対し改めておわび申し上げます」と深く頭を下げた。
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今後については「事実確認こそが報道の根幹。その原点に立ち返る。現場へ足を運んで取材をし、結果をお伝えする」と番組には引き続き出演するとした。
各メディアに対し同局広報は、玉川氏の肩書は「コメンテーター」のまま。出演は不定期で「基本的に、独自で取材したことをスタジオでリポート。場合によっては現場から伝える可能性もある」と説明していた。
そして、玉川氏は20日の放送にも出演。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題に取り組む弁護士を直接取材後、スタジオで宗教法人への法令違反要件について解説したのだ。
玉川氏が旧統一教会への解散命令請求を求めてきた全国霊感商法対策弁護士連絡会の阿部克臣弁護士を取材しているVTRが放送され、続けて玉川氏がスタジオに登場し、パネルを使って宗教法人法第81条「解散命令」などについて解説した。
玉川氏の謹慎中、ネット上では玉川氏の出演を望む〝玉川ロス〟の声が巻き起こっていただけに、気になるのが復帰後の〝玉川効果〟だ。
「18日の放送の平均世帯視聴率は9.0%、そして19日は9.3%、20日は8.4%で、玉川氏が謹慎中とそれほど変わらなかった。特に19日は玉川氏の復帰が予告されていたので、もっと数字が跳ね上がっても良かったはず。結局、〝玉川復帰効果〟はなかったようだ」(放送担当記者)
ちなみに、問題発言が飛び出した9月28日の放送の視聴率は9.2%(以上、ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。