報道によると、立浪監督は初日の練習を見守った後に取材に対応。その中で、秋季練習参加選手の一人であるプロ6年目・28歳の京田陽太について「(京田)本人に任せて練習することになりました」、「もう一回、一から吸収していくつもりでやっていこうと(話した)」と、本人と話し合った上で調整を一任することにしたと説明したという。
京田はプロ1年目の2017年から正遊撃手として台頭したチームの主力だが、今季は「43試合・.172・3本・8打点」と大不振。5月には立浪監督が「戦う顔をしていない」と覇気のなさを問題視し、チームの雰囲気を引き締める意味合いも込めて二軍降格としたことも話題となった。
>>中日・京田に「どういう神経してんだ」数々の問題行動から厳しい声も トレード説浮上でトレンド入り、ファンもアンチも多い?<<
今回の立浪監督のコメントを受け、ネット上には心配の声と共に「それじゃ一体何のために秋季練習に連れてきたのか?」、「そんな雑な扱いするくらいならフェニックスリーグに行かせたらよかったのに」、「志願してたフェニックスに行けず、秋季練習でも放任って…もはや嫌がらせレベルだろ」といった批判も少なからず見られた。
「球界では毎年10月に選手育成を目的とした教育リーグの一つであるフェニックス・リーグが宮崎で行われており、今年も10~31日の日程で開催。リーグの特性上、各球団は若手を中心に派遣チームを編成することが多いですが、シーズン終了後の貴重な実戦の場ということで志願参加する中堅・ベテランも少なくなく、京田も参加志望を明かしたことが9月末に伝えられていました。その希望をかなえず秋季練習への参加とした上、調整も自分任せとした立浪監督に不満を抱いているファンは少なくないようです。立浪監督としては今の京田に必要なのは実戦感覚ではなく、打撃を自分自身で一から見つめ直す時間と判断したのでしょうが…」(野球ライター)
今月末までの予定となっている中日の秋季練習。京田を“ほったらかし”にするという立浪監督の判断は果たして吉と出るのだろうか。
文 / 柴田雅人