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【放送事故伝説】『キユーピー3分クッキング』伝説の「卵丸焦げ事件」とは?

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 1963(昭和38)年から放送されている長寿番組『キユーピー3分クッキング』。10分程度の間に簡単にできるメニューを紹介しており、番組開始当初は5分番組。タイトル通り本当に3分間で調理していた料理番組界のレジェンド的存在である。

 だが、そんな『キユーピー3分クッキング』で「伝説」とされるハプニング回がある。これは2012(平成24)年10月29日放送分のものだ。

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 この日の料理は、和風のダシがきいた「関東風の厚焼き卵」。シンプルに見えて焼き加減の難しいこの料理を、この日の先生が実演を交えて懇切丁寧に教えてくれるという。

 先生はダシの作り方から卵の混ぜ方まで丁寧に教え、ここまでは何の過不足なく工程が進んでいた。
 だが、ダシと溶いた卵をフライパンで焼くメインの工程でハプニングが発生した。フライ返しでひっくり返した焼いた卵が焼きすぎで真っ黒になっていたのだ!

 だが、先生は顔色を変えず調理を進め、進行の女性も「このくらいしっかり焼き色が付く方がいいんですね?」とフォローを入れていた。また先生も「今日は砂糖もしょう油も入れる味付けなので、色はこういうふうに(黒く)付くんですよ」と解説していたが、画面で見ても焼きすぎなのは間違いなく、視聴者も「おいおいこれ大丈夫か」「焦げすぎじゃないの?」と思わず心配になったようだ。

 なお、厚焼き卵は何回かに分けて卵を流し込んで作るため、多少の焦げは味に影響しない。だが包丁で切った厚焼き卵には、明らかに焦げとみられる「黒い線」が入っていた。これを見て、さすがに視聴者も心配になったようだ。

 なお、『キユーピー3分クッキング』は収録番組であるため当然、途中で収録を中止したりやり直しもできたと思われる。だが、あえてそのままオンエアしたのは、これが正解であるとの現場判断があったのだと思われる。
 
 放送されてから、そろそろ10年が経過する本ハプニングだが、多くの謎が残る「神回」であった。

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