だが、恥ずかしくて気まずい「スケスケ」ハプニングも司会者の力量によって笑いに変えられることを証明したエピソードがある。
これは2020年3月3日に放送された『踊る!さんま御殿!!』でのハプニングだ。新春2時間スペシャルで「男と女」「話題の人」がテーマだった。
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ハプニングは、2019年の『女芸人No.1決定戦 THE W』で優勝した女性お笑いトリオ『3時のヒロイン』かなでに起こった。
この日、かなでは緑色のセーターに薄い生地のピンク色のワンピースという「ゆるふわ系」の衣装で出演していたのだが、放送直後からネットで「かなでのスカートやばくない?」といった声が相次いでいたのだ。
彼女の股間部分からは黒い下着のようなものがずっと透けて見えており、視聴者は「おいおい、かなでのパンツ見えてないか?」「これ放送していいの?」「放送事故?」と心配していた。
しばらくして、かなでに話題を振った明石家さんまは、かなでのスケスケの衣装に注目し「おい!お前それパンツ透けていないか?」と誰もが思っていたことをツッコんだ。
するとかなではスっと立ち上がり「透けてないですよ!」と怒り出し、黒い下着のようなものが股ずれ防止のスパッツであることをさんまに説明した。
かなでは『3時のヒロイン』メンバーの中ではふくよかな方であり、股ずれ防止用のスパッツは必需品と思われる。
しかし、スパッツといえど肌着が透けているのは事実のため、さんまはかなでに対し「もうソレ二度と履いてくるなよ!」とくぎを刺したのだ。さんまが指摘しなければテレビの前の視聴者は、なんとも微妙な気持ちを抱えたままテレビを見ることになっていた。
さんまの指摘以来、かなでは「スケスケ衣装」でテレビには出演していないようだ。さんまの言いつけを守っているのだろう。