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【放送事故伝説】苦情電話が2000件以上?「都はるみコンサート事件」

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 何が起こるのか予測不可能なのが生放送の醍醐味であるが、一歩間違えると、とんでもない大事件が発生することがある。

 「北の宿から」などの大ヒット曲で知られる都はるみは、人気絶頂期の1984年(昭和59年)に「普通のおばさんになりたい」という言葉を残し、電撃的な引退を果たした。

 だが、引退から6年が経過した1990年(平成2年)に復帰(その背景には平成元年の美空ひばりの早世などが影響していると伝えられる)し、再び休業する2016年ごろまで精力的に活動した。

 ​>>【放送事故伝説】あの歴史的シーンが30年近くにわたり間違ったまま放送されていた?<<​​​

 そんな都はるみの本格復帰を記念した1990年5月10日(木)、NHKホールでのコンサートは満員の客が詰めかけ、NHKでもその模様が生放送されるなど大盛況となったのだが、このコンサートにおいて放送史上に残る大クレーム事件が発生した。

 都はるみコンサートは最初からNHK総合で中継されていたのだが、午後8時45分ごろ、ステージの最後35分間を残して突然、放送が打ち切られてしまったのだ。

 これは午後8時45分から(現在も同様であるが)、定時のニュースが入るため放送を打ち切り、さらに午後9時からは別な番組が始まってしまったのだ。

 当時、NHKは「都はるみコンサートの録画を夜11時から放送」「衛星放送ではノーカットで中継」と説明していたが、当時は衛星放送はサービスが始まったばかりであり環境上、観られない視聴者が多かったのである。

 この「都はるみコンサート打ち切り事件」へのクレームで、NHKへ「何故、途中で打ち切った」「衛星放送は観れない」「そこまでして衛星放送に加入させたいのか」といった苦情の電話が2000件近く寄せられており、反響を受けてNHKは後日「完全版」として最初から最後まで放送する事を決めたという。

 クレームの原因は、コンサート中継を打ち切った事よりも、都はるみの人気を見誤り、衛星放送に加入済みの家庭が多いと思っていた当時のNHK上層部側にありそうだ。

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