この日のスタジオでは、宗教2世の苦悩について紹介された。例えば26歳の女性Aさんは、合同結婚式で結婚した両親から生まれた子どもで、父親はかつて、教会長まで上り詰めていたこともあるという。だが、教会への献金のため家にはお金もなく、ボロボロの服を着ていたため、小学校時代はイジメを受けていたという。
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また高校時から数年間、アルバイトで稼いだ約200万円を「生活費」と言う建前で親に没収されたが、実際はそれらはすべて献金に充てられてしまったという。自身も入信を強制されて入ったが、6年前に脱会している。
教会側はこうした子どもたちを「祝福2世」として称えているようだが、こうした実態を受けて、司会の羽鳥慎一アナウンサーが「玉川さん、いわゆる宗教2世ですね。自分の意思とは関係なく、生まれながらにしてそういう環境にいた人たちが非常に悩んでいる」と振った。
すると、玉川氏は「1世は自分で選んでいるわけですよね。自分の人格が出来上がってから自分で選んでると。その選んだ先が例えば、恋愛禁止であれ、自分の生活に関わるほどの献金であれ、自分が出来上がってから選んだ」と私見。
続けて、「特に祝福2世と言われるような人たちは生まれてこのかた、親によってそういう風なことをある種、強いられるわけですね。当然ながら人格の多くは親との生活の中で形作られる部分が大きいわけですよ」と同情。そして、「僕はやっぱり、宗教2世の方々に対しては、社会が何としでも支えないといけないんだろうなと思うんです」と2世を擁護していた。
だが、ネットでは同氏の見解に猛批判が。「一世は自分で選んだ?違いますよ!入り口は宗教を隠して近づき洗脳したんだぞ玉川!影響力大きいんだから慎重に発言しろよ!」「いや。1世は自分で選んだからセーフってのはないやろ。その訳の分からん精神状態の上で入信した~みたいな話もあるやろ。今のはさすがに玉川さん。あかんと思うで」と発言の訂正を求める声が。
さらに、「自分で選んじゃいねぇだろ? だから問題なんじゃんか」「自分が選んだって洗脳されてんだから そこも問題視しろや」「じゃあ脱退&社会復帰も無理じゃん」「1世は自己責任みたいな発言、あり得なさ過ぎる……」など怒りと反発の声が吹き荒れている。